大会戦績
TNほしのゆめ(サブロム)
最高1862*1(証拠画像なし、画像の1850から一勝したレート)
最終1845,13位
はじめに
どうも、あるふそーるです。前回の構築記事が七世代最後のつもりだったのですが、大好物である禁止級解禁シングルの大会が開かれるということで本気で勝つための構築を組んで潜りました。
ちなみにですが流石にサザンドラはいません。代わりに実質メガサザンドラことイベルタルがいます。
構築完成までの経緯
前回の記事のスペシャルサンクスとしても出てきたけーすけさんとはりゃんさんから本大会の考察窓に誘われたのでウッキウキで参加させてもらった。
しばらく考察し意見を出し合っているうちに、ステロゲンシグラードンウルトラネクロズマ(一応基は日食のつもり)メガレックウザ瞑想アルセウス(妖精)羽挑発ゴツメイベルタルの五体(ネクロとレックの型は色々)+1が、最もバランスよくかつパワーのある並びではないのかという結論に至った。この並びをWCS2016のBIG6に準えて†GOD5†と名付けて煮詰めて使用する方針が決まった。
GOD5で解決しなければならない点として主にミラー、メガゲンコケコミュウツー等の高速アタッカーが挙げられると考えた。これらの解決方法としてウルトラネクロZ月食ネクロズマ、弱点保険トリル日食ネクロズマ を採用。メガレックウザは爆死したメインでは耐久に厚い龍舞型を使っていたが窓の方で「初手イベルタルをどうにかできるレックウザ」の話題を投げると、けーすけさんが「イベルタルが珠流星で飛ばされた」と発言。これだ!と思いけーすけさんから借りた無邪気CSレックウザを育成、これに加え月食ネクロズマの技構成を少し変更しサブロムの構築が完成した。
奇しくも前回の禁止級解禁シングル大会(幻とジガルデネクロのみだが)であるウルトラスーパーハイパーチャレンジと同じく、日食月食ネクロ両採用構築になったため構築名は「デュアルネクロズマ リターンズ」とした。
個別紹介
グラードン
紅色の玉 終わりの大地
わんぱくH248D252S8
じしん/ステロ/電磁波/吠える
HDにがっつり回して耐久を確保したゲンシグラードン。性格が腕白なのは単純にBに性格補正をかけたほうが能力的な効率が良く、かつ陽気メガレックウザの地震が丁度確定3発になるため。
技構成は命中安定の地震と起点作りのためのステロと吠える、残り一つは岩石封じと迷ったが相手の瞑想アルセウスに入れておくことでアルセウスミラーの勝率を高めたり等色々便利な電磁波とした。
ここまで耐久を伸ばすことで多くの相手に二度動けたり、玉ハチマキ以外のレックウザの水技に対して出オチしなくなるのが非常に大きかった。電磁波は便利ではあったが浮いているポケモンに対して完全に打点がなくなってしまうのが難点。特にイベルタルは挑発の所有率が高くステロを撒かないうちに対面させられるとかなり面倒なことになるため電磁波→岩石封じにするのも一考の余地がある。
イメージとしてはシングルにおける木の実カバルドンのような感じ。木の実カバはほとんど使ったことないが。
月食ネクロズマ
ウルトラネクロZ プリズムアーマー→ブレインフォース
臆病CS252B4
元々GOD5を考察していた際ウルトラバーストさせるのは日食ネクロズマだという前提で考えていたが、相手の日食ネクロズマを意識して月食ネクロズマを採用した。
技構成は滅亡の光の基兼メインウェポンであるフォトンゲイザー、ネクロミラー対策やバースト前のメインウェポンのシャドーレイ、イベルタル交代読みや上位で現れると予想した不意打ちのない挑発羽イベルタルに刺すパワージェム、そしてイベルタルの不意打ちをすかせる身代わりの四つを採用した。
ウルトラネクロズマはアルセウスをはじめ様々なポケモンを上から高火力で殴れる貴重なポケモンというのもあり、今大会ではアルセウスの次に重要なポジションにいる伝説のポケモンであると考えた。その大多数が日食であり、鋼の優秀な耐性を捨ててでもミラーに強い月食を採用したのは間違っていなかったと思う。
しかしやはりイベルタルは目の上のたん瘤でありその抵抗としてパワージェムを採用した。しかし、身代わりがないと不意打ちがある関係上突破するのは難しく、やむを得ずサブでは瞑想を身代わりに変更した。この変更は正解で、イベルを倒す他ウルトラバースト→Z発動までの時間稼ぎにも使えたりと中々便利であった。
レックウザ
命の玉 エアロック→デルタストリーム
無邪気CS252A4
ガリョウテンセイ/流星群/オーバーヒート/神速
ゴツメイベルタルや日食ネクロズマを葬る為に特殊ベースで採用。技構成はメガシンカに必要なガリョウテンセイ、イカサマから入ってくるイベルタルやグラードン、ミラーで打つ流星群、Vジェネないのでバーストしないのが安定と油断した日食ネクロや鋼アルセに打つオバヒ、そして仕留めそこなったポケモンを片付ける神速の四つとした。
メインで使った龍舞レックウザと同じく、1700帯以上のガッチガチの構築に対しては少し出しにくいのが気になった。GOD5の並びに固執しすぎてレックウザの枠そのものの考察が甘かったのは反省点といったところ。ただし、刺さる構築に対しては刺さって勝利をもたらしてくれたので悪い選択ではなかったと思う。ちなみに竜王ことけーすけさんから借りた個体であり、NNも*DragònKing*ととても縁起がいい(ありがとうございます)
アルセウス(フェアリー)
精霊プレート マルチタイプ
臆病H72C174S252
裁きの礫/大地の力/瞑想/自己再生
H:AC252ウルトラネクロズマ滅亡の光確定耐え
C:無振りメガレックウザ確定一発(目安)
S:最速
2ウェポンの瞑想アルセウス。タイプがフェアリーなのはメガレックウザとイベルタルを意識した他、単純に弱点が少ないからというのもある。
禁止級が一体しか採用できないシングルのアルセウスは裁きの礫ワンウェポンであることが多いが、非常に採用率が高くなると考えられるゲンシグラードンに対して簡単に止まってしまうことを問題視して大地の力を採用した。
この環境に存在するフェアリーアルセの天敵は日食ネクロと鋼アルセウス程度であり、全抜き体制を作りやすい一方で上位勢はフェアリーアルセウス警戒で日食ネクロズマを出してくることが多く、少し動きにくい感じもあった。勿論ネクロズマのいない構築に対してはほぼ確実に出していた。
特にいうことも少ないがそれだけ無難に強かったということでもある。
イベルタル
ゴツゴツメット ダークオーラ
臆病BS252H4
イカサマ/挑発/毒/羽休め
実質メガサザンドラ。対面でレックウザに勝てる他、一定数いるであろう絡め手を使用した構築や受けループチックな構築に対して強い為採用。
技構成は全体的に攻撃力の高いこの環境での刺さりがよいイカサマ、耐久ポケモンに刺す毒、絡め手や再生、羽イベルタルミラーに強くなる挑発、そして高速回復技として羽休めを採用した。
一応ネクロズマにも強いが不意打ちを切っておりかつネクロズマ側からの対抗手段も存在するため全面的な信頼を置くのはやめたほうが良い(実際先述の月食ネクロで結構な数のイベルタル狩ったし…)
図太いHBベースにすることでメガレックウザのガリョウテンセイを確定三にまで抑えられるらしいが、正直あまり信用できなさそうだったのと、ミラー及びルナアーラを意識して最速をとった。これでもマーシャドーのインファイト程度なら後出しから羽休めで粘ることが可能。上位ではSを落としているイベルタルをはじめ、舞うジガルデ等最速挑発だからこそ止められるポケモンも多かったので、この判断は間違ってなかった。
日食ネクロズマ
弱点保険 プリズムアーマー
意地っ張りH248A252B8
普通の弱点保険HA日食ネクロズマ。主にミュウツーゼルネあたりを相手にするために採用。 技構成も特に特筆する必要のないテンプレであり無難に強かった(小学生並みの感想)
ウルトラネクロとは別枠でこのトリル日食ネクロを採用できるのは、先述した月食ネクロをウルトラバーストさせるメリットの一つである。実際メガレックウザのVジェネ確定耐えや耐久振りゼルネアスに対するメテオドライブの乱数など意地HAで得した場面は多く、日食ネクロをウルトラバーストさせるのとはまた違った強みがある。耐久が高いのでミュウツー等高速アタッカーに対して安定するもの良い。
日食ネクロズマをトリル弱点保険で採用する副産物として、鬼火のないアルセウスに対して気持ち強くなれるというのもポイント。プリズムアーマーのお陰で抜群裁きの礫程度は耐えることが可能で、返しの弱点保険メテオドライブで致命傷を与えることができる。特にアルセウスが多くなる上位ではこれが大きかった。
選出パターン
臨機応変に刺さってる六体を選ぶ。
以下はその一例。
対受け系の構築
@1
イベルタルの挑発で動きを封じつつグラードンでステロを撒いてグラードン以外の二体で詰める。グラードン初手のこともある。
対種族統一
+oror
相手が統一である以上アルセレックネクロの何れかが重い(アルセウス統一は別)と考えられるので、グラードンのステロ吠えるで荒らした後小細工を寄せ付けない種族値の暴力で蹂躙する。本来なら初日に狩るつもり満々で潜ったのだがメインサブ合計89戦を通しアルセウス統一以外一切見かけなかった。
重いポケモン
:重くない構築って存在するの?
特に鬼火鋼アルセウスは本当に厳しかった。序盤の15連勝をストップさせてきたのも鋼鬼火アルセウスだった。
最後に
まず、同じ窓で意見交換してくださったけーすけさんとはりゃんさんに心からの感謝を。この窓に誘われなかったらこの並びにたどり着けなかったのは勿論、1800にこれるかも怪しかったと思います。本当にありがとうござます!
結果としてはですが、大会を終えた後にTLを覗くとどうやら1850~がかなりいるようで、目標としていた最終1ページは怪しそうなのが非常に悔しいです。1862から負けた試合は割と読みやすい択だったのですが、チキって勝負に出れずに負けてしまった試合だったので猶更ですね。こういうところで差がつくんだなと、だから21乗れなかったんだなと強く実感しました。
何はともあれ剣盾からは連れていけるポケモンが限られるとのことで、このような伝説祭りも当分ないんじゃないかなと思いますが、第七世代最後を締めくくる大会として非常に楽しい三日間になりました。
最後になりますがここまで読んでくださった皆様、及び対戦してくださった皆様*2本当にありがとうございました!
おまけ:超主観ポケモンランク
SS:(左から妖鋼無悪地)etc
S:(日食はどちらでも、月食はウルトラバースト前提)
A:(ゲンシ含む)
A-:(メガ含む)
B:etc
左に行くほど評価が高め
※大会を終えてから作ったランクになる。
etc
言うまでもないと思う。上に行けば行くほどフェアリー多かったですね。
()
環境トップであるアルセウスをはじめ、様々なポケモンに対し上から滅亡の光を打てることから個人的評価は高め。月食は月食が強いというよりは別途で日食が使えるという点を評価。物理月食も全然ありだと思う。
トリル日食も鬼火のないアルセウスに強めなのがグッド。またZを使わずとも弱点保険メテオドライブで滅亡の光と同程度の火力を連発して出せる。
ゲンシグラードンに致命的に弱いものの、欠点がそれくらいである為この評価とした。このポケモンを使いこなせれば上位に行けるというイメージ(自分はできなかった)
アルセウスに対してもネクロズマに対してもあまり強くないので、個人的評価は(事前の評価に対して)あまり高くない。一応GOD5の一員であるが別のポケモンの方が強いまである。それでも強いけど。
ゲンシグラードンに対しては吠えられなければある程度役割集中が効き、鋼アルセは気合玉で飛ばせるので明確な天敵といえるのは日食ネクロ、それもメテオドライブをもってない個体もそこそこいるので意外と通りやすかったのではないかと思いこのランクにした。
アルセウスを上から殴れかつサイコブレイクの仕様上瞑想の起点にならないので強いと思っていたが、一切触っていないのでよくわからない。強いのは間違いないと思うがバースト前ネクロが怪しそうなのでこの評価。
数値が足りずフェアリーアルセで余裕をもって受けられる上、ステロを撒かれた時点でストッパー性能が消えるので正直あまり強くない。ただし我武者羅やいばるを搭載した個体は少し面倒だった。
アルセウスがいない環境なら最強。アルセウスがいる環境だと無限に玩具にされる。
数少ないアルセに強めなポケモン。お祝いZは全体的な火力が高いのでステロ+上から高火力で潰される状況が多発しそうなのに加え、毒菱撒きが毒菱撒く以上の仕事をこなしにくいのであまり強くなかったように感じる。
追記
順位公開につき記載。