画像はサブロムver
戦績
TN アルフ(メインロム):最終1789(36位)、最高1795
TN はにやす(サブロム):最終1710(210位)、最高1755くらい
誰かサブロムの結果を土と水で美しく造り直してくれ
はじめに
こんにちは、あるふそーるです。竜王戦予選お疲れさまでした!禁止級解禁シングルは自分が最も好きなルールということで、今回もウルトラファイナル同様「本気で勝つ為の構築」を組みました。残念ながら目標としていた1800を超えることはできませんでしたが、それなりに自信のある構築なので見ていってもらえると嬉しいです。
構築完成までの経緯
軸となる禁止級を探して日食ネクロズマやイベルタル、ソルガレオなど様々なポケモンを試していたが、自身の実力不足(初手ダイマ以外まともに使ったことが無い)が故かどれもしっくりこなかった。
しかし、しっくりくる禁止級こそ見つからなかったものの、珠原種サンダーにダイマを切った場合禁止級並みの性能を発揮できることに気が付いた。初手ダイマならそれなりに扱えることもあり、サンダーの初手ダイマを軸に構築を組む方針を決定。同時に対ダイマ性能、ダイマ抜きのタイマン性能共に非常に高く、かつサンダーが止まりがちなバンギラス、ウツロイド、HDポリ2に対し圧倒的に有利なザシアンを禁止級枠に採用することも決まった。
続く対面要員として多くの禁止級、及びスカーフメタモン(ザシアン)を止められるイバンミミッキュ、サンダー以外のダイマックスを切って高い性能を発揮できるポケモンとして弱点保険ラプラス、ミミッキュを出せない相手に対するクッション兼レジエレキに対するけん制としてオボンラグラージを採用した。残りの一匹は悩んだが、数を増やしていたムゲンダイナ入り受けループに対抗できるポケモンとしてタラプアーマーガアを採用、構築が完成した。
使用個体
ザシアン@朽ちた剣 不撓の剣
陽気AS252B4
巨獣斬/インファ/ワイボ/剣舞(メイン) 身代わり(サブ)
ダイマックス抜きなら最強の禁止級。意地っ張りの火力や耐久振りも魅力的だったが多発するミラーに対する確実な回答を用意できておらず、またカプ・コケコが面倒だったため最速ASぶっぱとした。技構成は広い範囲に対応できる巨獣斬、インファに加えホウオウやテッカグヤに対して刺せるワイルドボルトを採用。残りの枠はメインは剣舞で使っていたがそもそも積む余裕が無かったため、サブでは小細工をシャットアウトできる身代わりに変更した。
その壊れっぷりは言わずもがな、特にいうことなしの大活躍だった。
サンダー@珠 プレッシャー
臆病CS252D4
ライジングボルト/暴風/熱風/鋼の翼(メイン)破壊光線(サブ)
構築の出発点。努力値・性格はイベルタル、カイオーガやミラーを意識した臆病CS、技構成は珠サンダーとして無難な三つ+ピンポイントな攻撃技とした。なお、電気ウェポンはミラーでの勝率に影響してくるためライジングボルトを採用している。鋼の翼/破壊光線はバトンタッチ等の変化技も候補だったが、メタモンにダイウォールを使われたくなかった為フルアタ構成とした。特性はサンダーに変身したメタモンをザシアンで処理する際に静電気を発生させたくないのでプレッシャーとしている。オーガのスカーフ判定もできたりと微々たるメリットもあるのだがぶっちゃけ誤差だと思う。
結果論ではあるが技構成は熱風(ナットはジェットでOK、ネクロは保険が怖い)を切り、ウツロイド、ニンフィア等に打つ鋼の翼、ホウオウ入りやミラーに対して有効な原始の力を入れるのが正解だったと思う。どっちみちメインウェポン以外ほぼ使わないのだが、構築の軸なのでもっと深く考えるべきだった。
ダイマックスを切れば禁止級並みの性能を発揮することができるというのは一切冗談ではなく、禁止級含め殆どのポケモンに殴り勝てるのが本当に強かった。そもそも現シングル使用率一位ではあるが、このポケモンの強さに気が付けたからこそプレイング等が他トッププレイヤーと比べ劣る自分がそれなりに勝てたと言っても過言ではない。
ミミッキュ@イバン 化けの皮
勇敢H228A252B28(最遅)
ゴーストダイブ/身代わり/呪い/まもる
対面構築と言えばこいつ。今回は禁止級も止めてほしかったのでイバン呪い型で採用、調整や技構成は全てポケ徹に投稿されていたものをそのまま使用した。
万全で残っていればスカーフオーガやジオコンゼルネに加えザシアンに変身したメタモンも確実に止められる為、相手がメタモン入りでもそこまで臆さずこちらのザシアンを選出できるのもポイント。ただし、特性を貫通してくるイッシュ伝説、アローラ伝説は止められないのは勿論、バドレックスに対しても白黒共に人馬一体の地味な方の効果でイバンの実が発動しないので少し対処が難しい。
剣盾初期のアッキミミッキュ程万能ではないにしろ、禁止級やダイマックスによるゴリ押しを許さないのはこのポケモンくらいなので変更の余地は一切ない。しいて言えばまもる→こらえるくらいか。
ラプラス(キョダイマックス)@弱点保険 シェルアーマー
控え目H152C252S100
フリドラ/アリア/零度/雷
C:ぶっぱ
S:無振り70族+3
H:余り
テンプレの保険ラプラス。相手のテッカグヤを意識してSは多めに振ってある。サンダー同様、ダイマックスを切ることで多くの禁止級との殴り合いを制することが可能。絶対零度も含めて考えればサンダーが苦手とするポケモンに対して比較的強く、両方通せなさそうな構築は少なかったのでラプラスの採用は正解だったと思う。
素の火力が足りないというラプラスの宿命を除けば特にいうこともなく、サンダー程ではないにしろ多くのポケモンとの殴り合いを想定通り制してくれた。
ラグラージ@お盆 湿り気
呑気HB252D4(最遅)
クイックターン/地震/欠伸/ステロ
技構成はテンプレの四つを採用。HBに振り切っているのは対ザシアンや日食ネクロズマ等がかなりギリギリである他、ある程度エースバーンを誤魔化したかったため。ただ思った以上に特殊方面が柔らかかったのでこれが最適かは分からない。
カバルドンと比べると数値が若干足りないが、クイックターンによる対面操作は耐久面に不安が残るザシアンと相性抜群だった。電気技と爆発を無効にできるが故のレジエレキに対する圧も、ザシアンより速いポケモンを相手にしたくないこの構築にとって非常に有効だった。
アーマーガア@タラプ プレッシャー
慎重H252D140S116
ブレバ/挑発/ビルド/羽休め
H:ぶっぱ
S:二段階上昇後最速130族抜き
D:余り
リベロエースバーン解禁ですっかり数を減らした古代兵器。タラプ発動後であればC振りムゲンダイナの火炎放射程度受かり、挑発で動きを封じつつ攻撃技のPPを削ることができる。
Sはダイジェットもあるしこれくらいで十分だと高をくくっていたが、多くの耐久系ポケモンに対して上を取られ(Sが髙ければ)勝てる試合を落としてしまったので間違いなくHSorDSベースで使用すべきだった。ちなみに18チャレも恐らくこれで落としている。もっと言えば従来のタラプアーマーガアと違い、”突破”よりも”詰ませ”に重点を置くべきポケモンなので技構成にも疑問の余地が残る。
…と、ここまでボロクソに言ってきたが上を取れる受け構築に対しては無類の強さを発揮したので、受け系統の構築の対策としてプレッシャーアーマーガアを使用するという着眼点自体は悪くなかったと思う。要は考察不足、反省します。
選出パターン
or++
基本選出その1。シンプルに初手ダイマ→ザシアンで1:1交換を狙い、呪いミミッキュで最後の一体を仕留める。メタモン入りやイベルタル軸、カイオーガ軸はこの選出が多かった。
or++
基本選出その2。初手ダイマするのは変わらないが残りはラグラージでお膳立てしつつザシアンを通す。ラグラージが初手安定だった場合はラグラージを初手に出すことも。日食ネクロ軸に対してはこの選出が多かった。
++
対ムゲンダイナ入り受けループ。ラグラージで場を整え、ラプラスで数的有利を取り、そしてアーマーガアで詰ませる。
++
稀に当たるアーマーガアで詰めにいけそうな構築に対する選出。適当にラグラージとザシアンで荒らしてアーマーガアで詰める。
重たいポケモン
イッシュ禁止級ドラゴン…当然のようにミミッキュの皮を貫通してくるので上手い感じに切り返しにくい。特にブラックキュレムとゼクロムは一度龍舞を積まれたらほぼ終わりと考えてよい
メタモン…何だかんだで重い。ミミッキュが残せていれば大丈夫なのだが、必ずしもそう上手くはいかないのがポケモン対戦
エースバーン(特にスカーフ)…無理ではないが普通に面倒
スタン入りのムゲンダイナ…アーマーガアで処理しにくいので厳しい
黒バドレックス…素でザシアンより速いとか聞いてないよ~サンダーで微妙に殴り勝てないのも厳しい
アーマーガアより速い耐久ポケモン全般…はい。
終わりに
どのみち本選出場は個人的な事情で厳しく狙ってなかったので、結果にそこまで不満はないです。というか上位勢の成績異次元すぎるだろ…ただ、サブロムの1700以降の戦績は散々なもので、18-4とそれなりに良い成績で1700に乗せていたのにも関わらず見事に爆死してしまったのが非常に悲しいです。言い訳のようで見苦しいですが、本当に「メインロムで燃え尽きた」という表現が正しく、眠気との格闘もあり集中できませんでした。
また、集中力を除いてもザシアンの剣舞、サンダーの技構成、アーマーガアなど、本番の時点で構築の調整が出来ていなかったのも弱いなぁって思います。竜王戦は仲間大会も盛んだったのでもっと早めに取り組んでおけばよかったですね。
なんかネガティブな話になってしまいましたが、ウルトラファイナル以来の禁止級解禁シングルは純粋に楽しかったです。八世代では竜王戦ルールの公式大会はこれっきりかもしれませんが、シャドースチールのような幻+ジガルデのみの解禁戦、ウルトラファイナルのような何でもありの解禁戦など今後開催されるかもしれないので、その時は今回の反省を活かして上位を目指したいですね。
長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました!
おまけ
alphsoru635.hatenablog.com
三年前の竜王戦予選の構築
伝説+パワーの高い一般+αで力押しするのは相変わらず