3のニ乗は600族

サザンドラと色々やってる人の日記みたいな何か

今更感が拭えない自己紹介


サムネ用

 ども、あるふそーるです。今更感はありますが自己紹介記事を書きました。Twitterでこいつフォローしていいのかな?って思っている人の参考になれば幸いです。

 あくまで自己紹介なので客観的なものではありませんが「これを読めば@alphsoru993 が普段どんなツイートをしているのかわかる」を目標にして書いたのでよければ見ていってください。

まず初めに


著者近影(大嘘)
アイコンに版権キャラ使いたくなかったので作った

 都内で一人暮らしやってるぽたくです。インターネットでは「あるふそーる」って名前で活動してます。
 多分世間一般からするとオタクに入るが、オタク全体で見ると全然オタクとは言えない、くらいのオタクでしょうか…?
 HNの由来はポケモンXYの頃からお世話になってる色サザンドラにつけたニックネームです。

よく話題に出すもの

お出かけ/一人旅

 休みの日は都内を適当にぶらぶらしてます。大体公園や街を歩き回るか本屋で面白そうなもの探すか喫茶店で本読むかのどれかです。神保町と秋葉原は俺の庭…ってほど詳しくはないですけどお気に入りの場所ですね。

 最近だと小説やアニメの聖地巡礼として色々回ることも多くなってます。「小市民シリーズ」の岐阜とか「know」(野﨑まど)切欠に高雄曼荼羅見に行ったりとか。「16bitセンセーションAL」で秋葉原…はいっつも行ってるか。

読書

 ”ラノベっぽい一般小説”をよく読むようなそうでもないような気がします。というか表紙買いすることが多い。ラノベも単発物はたまに読みますね。あとは…うーん、未来SF?青春小説?ミステリー?自分でも何をよく読むかよく分かんないです。

 一番好きな小説は森見登美彦の「四畳半神話大系」です。癖は強いけど大学生、あるいは大学生経験者なら是非読んでほしい作品ですね。単純にバカバカしい大学生のコメディとして面白いですし、そんな中でちょっとした教訓じみた要素があるのも良い。短編とは思えないほどの読後感に衝撃を受けた伴名練の「美亜羽へ贈る拳銃」や、最初から最後までダレることなく一気読みしてしまった野﨑まどの「タイタン」もとても印象に残ってます。

 お出かけの欄にも書きましたが、休日に喫茶店や公園でゆっくりと読むことが多いです。集中できる場所となるとやっぱりこの辺りになってくるんですよね。


ちょっと前面白そうなので作ってみたやつ。思い出の一冊だったりシンプルにこれは面白い!と思った一冊だったり。

アニメ

 一日一話なにか観るのを日課にしてます。今まで見た中だと森見作品に触れるきっかけとなった「四畳半神話大系」、アニメロスを初めて味わった「恋愛フロップス」、最終話の超展開で急に盛り返してきた(個人の感想)「正解するカド」の三本が特に印象に残っています。どれも尖ってるので安易に人に勧めたりはできませんが。

 弟いわく「バトルものと日常ものは見ないイメージ」だそうです。割と例外はあるんですけどまぁそんな感じです。あとはちゃんとアニメの範囲で完結する作品が好きですね、その関係でオリアニは積極的に見てます。

 たまーに雑に見てるアニメの実況ツイしたりしてます。感想のアウトプットってやってる中で新しい発見あったりするんですよね。


好きなアニメトップ10…って程厳密なやつではないけどそんな感じ。
正直四畳半〜ケムリクサの並びはちょっと癖強いと思う。

ポケモン

 本編はほぼ全部プレイ済みで、一番思い入れが深いのはBW2です。BWもそうですが、異なる考えへの理解を意識した”白黒”つけない結論に持っていくのが凄く好きです。あとはSVも終盤のストーリーが強すぎてBW2に負けず劣らず好きですね。

 察しがついていると思いますが、一番好きなポケモンサザンドラです。闇属性の三つ首ドラゴン、かつ実質BW/BW2のラスボスという厨二を詰め込んだかのようなキャラが永世厨二少年のあるふそーるにぶっ刺さりましたね。12年以上お世話になってるポケモンだけあって、エリアゼロでテツノコウベを初めて見た時の感動と言ったら…

 ちなみに対戦戦績は七世代シングル最高最終2071、ウルトラファイナル最終13位、八世代竜王戦予選最終36位とかそんな感じです。第八世代以降は気が向いたときにちょこちょこってやるくらいです。


陽キャの文化に慣れてない

たまに話題に出すもの

ウマ娘

 リリースされて数か月の間はやりません!!!(鋼の意思)してたんですけどアニメ一期が滅茶苦茶面白かったのでサイゲに屈しました。でも最近は対人捨ててキャラゲーとしてちょこっと遊ぶって程度です。

好きなウマ娘は…ゼンノロブロイマンハッタンカフェの二強ってとこでしょうか?勝負服かっこいいよね。

 リアル競馬の方も軽くではありますが観ています。といっても馬券は現地に行ったとき応援馬券ちょっと買う程度ですが。


五人選ぶならこうなる。配置は身長意識

その他

Twitterは「誰もが見れる個人的な日記」という認識で使っています。

・リプやDMよりもいいねと空リプ中心のふわっとしたやり取りの方が好きです。

・百合(例外あり?)と版権キャラの擬人化が苦手です。

・”面白くなかった作品”含め感想は正直に呟くタイプのアカウントです。

・Q.なんでアカウント名「あるふそーるAI」なの?
 A.「あるふそーる」は死んだから。あとはわかるね?



最後に

 自己紹介とか何書けばいいのか分からないで冗長な部分も多かったと思いますが、ここまで読んでくださりありがとうございました。自己紹介って案外難しいですね。

 そうそう、一度きりの人生色々やってみたいなって思ってるので、ジャンルに囚われず”面白そうなこと”を楽しんで、それを呟いてるフォロワーさんいっぱい欲しいな~って思ってます。僕自身”薄く広く”なオタクなので、色んな情報が欲しい!…ってのが正直なところ。

 なんかゴチャゴチャ色々書きましたが、気軽にフォローしてもらえればうれしいです。おわり。

【雑記】生成AIと創作について考えてること

はじめに〜お前”どっち”なんだよ?

 ども、あるふそーるです。なんか最近色々タイトルの話題について考えることが多いんで、このあたりで出力してまとめておこうかという考えで書きました。あと最後に書きますが純粋な「見る側」としての僕の意見を一回ここで記録しておきたいんですよね。一応偏りすぎてないかをチェックする意味もあります。

 まず正直に言ってしまえば、僕は生成AIを用いた創作に関してかなり肯定的な考えをしている身です。モラル面での問題が多く存在するのは事実ですが、同時に非常に大きな「可能性」を感じるんですよね。まぁこのあたりは後々書くので一旦このあたりで。

 逆にAIを否定的に見ている人からするとかなり読んでて苦しい文章が続くかもしれません。ただ、いわゆる反AIや反反AIの争いに関してはかなり冷めた目で見ていて、できる限りフラットに、偏見や人格否定が入らないように意識したつもりです。お気持ちはお気持ちと表記した上で入ります。異なる考えを持つこと自体はあって然るべきだと思いますが、そこに偏見から導き出される安易な結論や人格否定、ヘイトが交じることはあってはならない。ここは保証します。

 なぐり書きみたいなものなので多分読みにくいですが、興味があるなら読んでいってください。

ほんへ

大前提の思想

 かなり"見る側"に偏った意見なのは承知ですが、何より優先されるべきなのは最初にも書いた「AIの力によって広がる創作の可能性」だと思っています。これは僕自身の「作りたいと思った人ができる限り低いハードルで、できる限り自由に作りたいと思ったものを作れる世界が望ましい」という"思想"がベースになっています。全人類作り手になれって話ではないが、多いほうがいろんな作品が出てきて面白いよねって考えです。

 これはあくまで僕個人の"思想"なので、新たな可能性よりも既存のクリエイターの保護を優先するべきという考えも別に否定はしません。というより、どっちも大切なのは前提として、僕個人は可能性のほうが大事だと考えているという話です。

 創作において必須なのは「何かを作りたいと思う心」であり、それさえ押さえていれば手書きだろうがAIだろうが見ているものに強い影響を与える作品を創り出せるんですよね。AIによって”作る側”が大幅に増えた世界で、誰かの「作りたい」という心が生み出した作品が、また別の誰かに影響を与え、新たな「作りたい」に繋がる…これも個人的な思想ですが、そうして紡がれて広がる創作の世界を見てみたい、という気持ちはかなり強いですし、それが創作の世界にとって望ましい形であると思っています。

AIを用いた創作に心はこめられるか

 いやまぁ込められないと思ってるならAIに対して可能性とか感じてないんですけどね。

 これはちょっとしたシミュレーションなのですが、脳内に「これ」という1枚の明確なビジョンが存在するときに、手書きで無限に近い試行回数の末それを創り出すのと、AIを使って無限に近い生成物の中から完全に合致する1枚を選び出すのとでは結果は全く同じです。最初からゴールが明確なので同じイラストが出来上がるのは当然です。試行回数も生成も”無限に近い回数”なので労力も同じ、そこに存在するのは純粋な「使った道具の差」でしかありません。

 AIという道具そのものを無条件に嫌う、あるいは手書きという過程そのものを無条件に好むなら筋は通りますが、ここに「AIイラストには心がこもっていない」なんて理由を付けるとおかしなことになるんですよね。出来たものもその元となった思想もかかった労力も全く同じ、使った道具の差だけで心のこもった/こもっていないを判断してしまう。それはただの思考停止であり、作品を見る目として適切ではないと思います。

www.pixiv.net

 一例として、外国の方が投稿したイラストを挙げます。絵柄はAIアートだと分かりやすいですし、ポケモン以外の版権キャラとポケモンの組み合わせ自体は珍しくありません。しかし、「灰尾凛にポケモンをもたせるならゾロアークだろう」という思いは間違いなくこの投稿者の「作りたい」という感情の根底にあったものでしょう。僕自身この組み合わせに強い納得感(≒投稿者の100カノ、ポケモン双方への愛)を感じているのもありますが、作品から読み取れるこの「思い」こそが創作の本質であり、こめられた心そのものではないでしょうか。

 (余談ですが「100カノ×ポケモンって組み合わせだと中二詩人とカイリューとかどうですか(安直)」…っておまけのように書こうとしたんですけど、これって僕がこの作品から影響を受けてそう思ったってことなんですよね。AIがあればこういったふと浮かんだアイデアを手軽に形にできますし、みんなそれができる世界ってすごく面白そうじゃない?…という感じのあれこれが最初の「大前提の思想」につながってきます)

 ただ、後にも似たようなこと書きますが、人気のある版権キャラ(これが作者が気に入ってるオリキャラならまた少し話が変わりますが)をそのまま出したようなイラストが画像投稿サイトに大量に溢れている現状は僕としても少しうーんと感じています。見たいのは作者の思いであり、承認欲求を満たすためだけに生み出されたのが伝わるイラスト見てもあんまり心は動かないんですよね。これは流行りのアニメキャラのイラストばっかり描いてるような同人ゴロ的な人にも言えますが。

 誰でも自分の思いを表現できるって部分をもっと活かす人が増えれば良いな、と思う次第ですが、現状はそうではない人が少し悪目立ちしてして埋もれてしまっているという印象です。

AIによって仕事を奪われるクリエイターについて

 僕がAIに対して肯定的な理由は示しましたが、一方でイラストレーターの「積み上げてきた技術の差をテクノロジーの力で埋められた」という不快感を無視していいのかという意見も分かります。かつて様々な分野で同じ事が起きてきたことを踏まえると、「芸術分野を特別扱いする理由はあるのか」という疑問も少しあります。が、そもそも芸術関係なくあまりにも急速に広まっていった新技術によって仕事を失った人々を単純に時代の犠牲者として見て見ぬふりをするのは、現代社会の考え方として正しいのでしょうか。

 ただ、AIが台頭する前から芸術で食っていける人はほんの一握りで、あまりにも過酷すぎる世界です。もともと過酷だからAIで仕事を奪われるならその程度だった、と片付けることもできます。正直に言うとイラスト業界に関してはあまり詳しくないので雰囲気で語ってますが…

 そもそもここって大勢の”描きたいから趣味で絵を描いている人”は気にしなくていい部分なんですよね。AIが台頭ても特別”何かができなくなる”わけではありません。とれる手段が増えただけです。純粋に描きたいという気持ちがあるならAIとか関係なく描き続けるべきです。偉そうなこと言える立場ではないですが、何度も言う通り創作の本質は「作りたいという気持ち」だと思っていますし、僕はそれを大切にしているクリエイターの方は手書き・AI関係なく尊敬しています。単純に競争相手が爆増するので、イラスト描いて承認欲求満たしたい!って人にとってはたまったもんじゃないでしょうが…

データセットにはグレーな画像が含まれているという話

 よく言われてるやつです。まぁ、合法だけど良くはないよねとは思います。ただ、ここに関しては黙認したほうが無難だと考えています。同じ理屈でインターネットで活動するあらゆるクリエイターを殴れてしまうからです。

 そもそも大前提として、ゼロから創り出された創作物は存在しません。一次創作・二次創作関係なく、生み出された作品はクリエイターがそれまでの人生で見聞きしてきた"全ての"作品やものごとから大なり小なり、意識・無意識問わず影響を受けた結果創られたもの、と言えます。ZUNが東方は自分が見聞きしてきたものの二次創作って言ってたアレと近いです。

 一方で、無断転載や違法アップロードがそこら中に存在する現代のインターネットでそれらを一切目にせず活動するのは極めて困難です。あらゆるクリエイターはネットで活動する以上そういったものが嫌でも目に入ってきますし、作られた作品が一瞬でも目に入ったそれの影響を一切受けていないと断言することは不可能です。一瞬見た/見てないの差による影響で後にどこかで線の引き方がほんのわずかに変わっているかもしれません。淫夢動画を見たことあるクリエイターも、その影響が作品に表れている可能性を否定できないので全てグレーになってしまいます。データセットと同じくあらゆるクリエイターもグレーなわけです。

 中々極論寄りなので理解されるとは思ってませんが、少なくともこれに反論したいなら無条件で「AIと人間は別」とする以外の道はないように思います。学習の意味が違うとはよく言いますが、結局”人工知能”の名の通り結果的には人間と同じことやってるんですよね。AIにだけ完全なクリーンを求める理由を見いだせないのであれば、黙認がもっとも安全であるというのが僕の意見です。飛び火というにはあまりにも燃える範囲が広すぎる。

 ただ、それでも完全にクリーンなイラスト生成AIが出てきたならそれはそれでAIがグッと使いやすくなるのは間違いないでしょう。創作の可能性が広がってほしいと思っている身としては、是非とも開発者の方々には頑張っていただきたいと思います。応援しかできないですが。

 …書いてて思ったのですが、完全なクリーンを求めること自体あまり時代にそぐわないのかもしれません。むしろ先述した全クリエイターはグレー理論を抜きにしても、Vtuberなどネットで有名なものには大体疵があります。完全なクリーンを求め続けるのは楽しめるコンテンツの幅を大幅に狭くしてしまいますし、細かいことを気にしない人が一番の勝ち組なのかもしれません。流石に未成年淫行を細かいこととして片付けるのは僕は絶対無理ですが

LoRAを用いたイラストレーター個人の狙い撃ちについて

 法律で規制するべきではないが、それはそれとして特徴的なイラストレーターの絵柄をそのまま使うのはモラルが無いと思っています。規制すべきでないというのは「考え」であり、モラルがないと思うのは「お気持ち」です。

 パルワールド騒動なんかがわかりやすいですが、法律は作風を保護しないんですよね。だから任天堂は「デザインがポケモンっぽい」って理屈では一切殴れず、回りくどい手段で殴りに行った。トレパク等で炎上しやすいらしいイラスト界隈ですが、逆に言えば法律で殴れないから個人個人が燃やすしかないんですよね。

 まぁ今更僕が言うまででもないですが、田中圭一のように模倣を売りとした作家もいれば、いわゆる「alphes塗り」のようなそのまま誰かの絵柄を模倣する文化もあります。後者は二次創作なのでちょっと違うかもしれませんが、どっちみちAIを用いた狙い撃ちがダメならこっちも等しくアウトでなければなりません。模倣をベースとして文化が生まれることもあるんですよね。だから規制するべきではない。これは「考え」です。

 一方で、有名な誰かの絵柄をそのまま真似して特にひねりもなく有名なキャラが描かれているような作品って、そこに作者個人の「思想」は一切ないんですよね。いや、一切ないは言い過ぎかもしれませんが、その原動力は「作りたい」というよりは「目立ちたい」という方向が強いと思います(手書きであれば「すごい」とは思うかもしれませんが)。創作の本質は「作りたいという思い」というのが僕個人の考えで、そこを見たい人間からするとそういう作品に対してはなんだかなぁという思いがあります。単純に真似された側からしても気分は良くない”かも”しれませんし。だからモラルがないと感じる。これは「お気持ち」です。

 まぁこれもAIの使用に関係なく、いわゆる同人ゴロや流行ってるアニメキャラのエロ画像を無差別的に描いてるようなイラストレーターにも言えてしまうんですけどね。需要に答えているという意味ではモラルがあるかは別としてビジネスとしては正しいと思います。しらんけど。


 ちなみにこれは個人的に応援してるやつなのですが、公式側が声優の声を学習させた音声ソフトを売り出そうとしている例なんかもあります。

soyogi-fractal.com

 言わずもがな法律的な問題は何も無いですし、モラル的な面も完璧にクリアしているというのが非常に大きいです。例えばの話ですが、「エレン・イェーガーによるゲーム実況」が合法的に誰でも作れますし、耳かきの音声と合わせてシチュボ的なものも作れるかもしれません。そう、最初に書いた「AIの力によって広がる創作の可能性」そのものなんですよね。

 まだAIへの反発が強い中でその「可能性」を信じて行動してくださったという事実、同じくその「可能性」を信じている身としてとてもありがたいと思っています。応援するといいつつ大したことはしてないのですが、せっかくなので覚えていってもらえれば。

イラストの透かしやbioの「AI学習禁止」について

 単刀直入に言えば見かけると非常に残念な気分になります。これは「お気持ち」なのですが、ここは特にそれが強いのでそういう考えもいるんだな程度に受け取ってもらえれば。

 単純にAIを肯定的に見ている人間として敵視されているような気分になる、素敵なイラストなのにAI憎しの負の感情が入り込んでいるのが嫌、というのもあります。が、おまじないやポーズ以上のものを持たないふわふわ対策で満足してしまう人って自己紹介してるようなものなのもちょっと残念ポイント高いです。

 これは自分語りなのですが、初めて滅茶苦茶面白い!って思った小説、百田尚樹の「永遠の0」なんですよね。映画も見ました。もう読んだのが10年ほど前なので曖昧ですが、右翼的とか言われてつつ立派な反戦小説だったのは記憶してます。でも人に勧めたくないし、純粋にいい小説としてはもう見れないんですよね。ビジネスでああいうことやってるのか本当にそう思っているのか…作者と作品は分けて考えるべきとは言われますが、純粋に楽しみたい身としてはやっぱりノイズに感じてしまいます。

 話が脱線しました。そもそも「AI学習禁止」という文言自体がかなり「?」で、Xなどの各種サービスは利用規約にAI学習に同意する旨書いてありますし、AIに学習させること自体は著作権者の合意を取らずにできる立派な権利です(モラルは別としたできる/できないの話)。無断学習は禁じられてるのではなく法律に守られている権利なんですね。そして何より画像をAIに食わせて変換するi2iはAI学習ではありません。だから「無断学習禁止」とか「AI学習禁止」とかいう文言を使ってるのを見るとなんというか…リテラシーというか…色々甘いというか…うーん…ぶっちゃけこれ言うと色んな人が怒りそうだけど、狙い撃ちしておきながらそれを自分の作品とするのはモラルがないと思う一方で、クリエイター側はAI学習禁止なんて言える立場ではない(他の作品を一切模倣、あるいは参考にせずに上達するのは不可能なので)とも思うんですよね。不快に思う側に回ると無視されがちですが、「法律上問題ないけど単に不快だから禁止する」という主張の危うさはもっと重く見られるべきかと

 無断転載や違法アップロードも法律で禁止されてなければ同じこと思ったのかもしれません。が、AI学習は利用規約ですでに同意している、かつ法律で守られている以上、嫌なら自分で学習させないよう行動するしかありません。公開範囲が限定された場所に投稿する、そもそもインターネットに公開しないなど、誰でもできる対策はありますし、そこまでしてるならちゃんと一貫してると思います。でもそういうポーズやおまじない、あまり効果のない加工だけで対策した気になり、インターネットの「様々な人に見てもらえる」という性質の都合のいいところだけを享受しようとするのは、言葉を選ばずに言ってしまえば”わがまま”あるいは”怠慢”ではないでしょうか。

 最初に書きましたがこれは「お気持ち」です。ポーズやおまじない以上の意味を持たない(+リテラシーを疑われるリスクがある。少なくとも僕は疑う)とわかって満足してるなら筋は通ってると思いますし、同調圧力で仕方なくつけてるって話も聞くので単純な話じゃなさそうなのもわかってます。それはそれとして僕はそういうのを見ると残念な気分になる。それだけです。

 (ぶっちゃけ無断転載・違法アップロードに関しても、それを禁じる文言を書き込むのはおまじないに近いと思ってます。ただ、よくよく考えれば悪意の有無に関わらず全ての人に著作権のことが頭に入っているかは怪しいですし、作品一つ一つにそれを明記しておくのは右に倣えで書いているのだとしても案外馬鹿に出来ないのではないでしょうか。法律による根拠があるのか否か、それが「AI学習禁止」との明確な差ですね)

ネット上での反AIと反反AIの対立について

 うんこ。カス。インターネットの掃き溜め。目に入る度に人間という生き物への信頼が消えていく。

 どっちも僕の平穏なインターネット・ライフの敵なので、ここだけは例外的にボロクソに書きます。この記事は偏りすぎてないかの確認も兼ねてるので、思うことがあるならリプや引用で投げてもらって構わないですし僕自身できる限り”対話”したいと考えているのですが、そこに反や反反に見られるような”攻撃性”が含まれている、あるいはそういった言動が目立つアカウントと判断した場合黙ってブロックします。

 前者が法律ガン無視のお気持ちベース、後者がお気持ちガン無視の法律ベースで争っている"ズレ"を認識している人があまりにも少ない。いやまぁそうなると法律を武器とする後者が強いのは当然ですが、これじゃただの正論パンチなんですよね。世界を良くするためじゃなくて自分が法律を叩き棒に気持ちよくなってるだけ。お気持ちと法律であれば法律の方が優先されるべきなのは法治国家として当然ですが、だからといってお気持ちを蔑ろにして良い理由にはなりません。


 反AIにしてもせっかく文化庁が分かりやすい資料出してるんだから、やるなら最低限基本的な法律くらいは抑えた上で、そことお気持ちを切り分けて議論してほしいんですよね。こっちもお気持ちと法律をごっちゃにしたマイルールを相手に押し付けて気持ちよくなってるだけ。せめて「無断学習」というワード使うのやめましょう。僕個人としてはこのワード使ってるだけでかなり信用度落ちます。

 この記事そのものが法律を叩き棒に気持ちよくなってるだけ、という指摘は正直否定はできないと思っています。ただ、少なくとも僕自身は「筋を通してほしい」思いが強いというのは理解してもらえると嬉しいです。僕が普通の人よりダブスタや理屈の通らないものを嫌っているだけ、それはそう。

 お互いもう少し歩み寄ろうとする姿勢を…無理か。できたらこんなことやってないですよね。僕としてはどちらも「創作にAIが使いにくい環境を作り出している要因」であると認識しているので、反も反反も「自由な創作の敵」だと思っています。というか単純に見てて気分悪くなる。

「インターネットでは"怒っている人"に近づくな」これに尽きますね。ばーかばーか。

おわりに

 まぁまぁ文量ありましたけどここまで読んでもらって感謝です。本当に自分の頭にあるものを出しておきたかったってだけなので、この記事にあまり深い意味はないです。

 僕自身変に真面目な人間なので、できる範囲で一貫性を持たせたいという思いが強いのだなというのは書いていて感じました。あと、法律(=文化の発展を踏まえた正しさ)とお気持ち・モラルを分けて考えるというのは強く意識しながら書いたつもりです。でも、この記事も違う考えの人が見れば筋が通っていないと感じるかもしれません。それも多様性です。

 そうそう、最初にちろっと書きましたが、クリエイター視点を知るという目的も兼ねてちょっと絵を描く練習してみようかなと思います。

gihyo.jp

 とりあえず本屋で見かけたこの参考書で勉強します。

 正直仮になにか上げたとしても5いいねあればで満足できる人間だと思うので、何となく好きなもの描ければいいかな〜くらいの気持ちです。

 とりあえずアイコンの子(↑これ)とサザンドラ、テツノコウベあたりは描きたいと思ったらさささっと描ける程度には練習してみたいですね。あと最近飼い始めたキジトラの猫ちゃんとか。

 中学生みたいで恥ずかしいんですけど、何年か使ってると愛着わくんですよね、オリキャラ。といっても今のスタイルに固まったのは3年くらいまえですが。都合のいいことに見た目以外の設定を一切決めてない、つまり何やらせてもキャラ崩壊しないので、人形代わりに色々やらせてみるつもりです。三つ編みで女の子に寄せたりゲスい悪役の顔させてみたり。

 今回はここまで。練習した絵はアップするかもしれないししないかもしれません。


参考資料?

AIと著作権Ⅱ(文化庁)
www.bunka.go.jp
 政府のお偉いさんが作った資料。長いけど分かりやすいのでざっと読んでみると良いかも。何かと批判の的にされがちな政府ですが、こういう仕事を見るとお偉いさんってやっぱ相応に頭いいんだなぁって

タイタン(野崎まど)
www.kodansha.co.jp

電気じかけのクジラは歌う(逸木裕)
kodansha-novels.jp

 それぞれAIと仕事、AIと音楽について扱ったSF小説。この記事の根本的な考え方はこれらの小説に影響されてる部分が大きいです。特に「電気じかけのクジラは歌う」に関しては生成AIを用いた創作の「答え」に2019年の段階でたどり着いているという意味で凄まじい小説だと思います。反論は認める。

おまけ〜好きなロボット・AIキャラについて語る

 これいつかやりたかったんですよね。なのでここでやります。というか好きなロボット・AIキャラ全員集合みたいなイラストいつか描いてみたいな。

フトゥーAI(ポケットモンスターバイオレット)

「そして僕の夢ヲ……
 ……阻厶者ニハ

 ゴ退室イタダコウ!」

 ビジュアルも使ってくるポケモンもBGMも物語も全部好き。戦闘プログラムに乗っ取られた瞬間安っぽい敵みたいなセリフしか吐かなくなるのほんとつらい。ちなみにあるふそーるAIのAIの元ネタはこれ


星の夢/星の夢.Soul OS(星のカービィロボボプラネット)

星の夢.Soul OS | カービィWiki | Fandom
「カンパニーの永遠ナル
 ハンエイノタメニ…

 ホロビナサイ」

 願いを曲解して生命体そのものを根絶しようとしたり、人の願いを勝手に読み取った挙げ句自分が壊されかけたりするポンコツ。でもクソ強いし曲はクソ熱い。
 最後のファイナルスクリューモードに対して星の夢が守りに入ってしまったのに、星の夢.Soul OSは逆に吸い込んで素のカービィとコアのタイマンに持ち込んでるの、ココロ(恐怖)の有無の差が出てて好き
画像カービィwikiから引っ張ってきたんですけどこれ9年前に自分が別のページで貼ったスクショなんですよね。権利的にはどうなるんだろう。


ヤチヨさん(アポカリプスホテル)

TVアニメ「アポカリプスホテル」公式
「人類のバカーっ!!」

 シャンプーハット激推しおもしろお姉さん。アニメの内容自体がぶっ飛んでるのもあってかなり人間味があるように見えるけど、根本的には「銀河楼の存続と発展」で行動原理が一貫しているって部分が最高にロボットらしい。アポカリプスホテル全人類見ましょう。


0号ちゃん(メイクアガール)

劇場アニメ『メイクアガール』公式サイト
「おかえりなさい、"明くん"」

 かわいいけどかわいそう。救いはないのですか〜?
 フトゥーAIもそうだけど人間に逆らえないという運命をなんとか打破しようとするの性癖かもしれない。


詩音(詩音が来た日)

「すべてのヒトは認知症なのです」

 介護ロボットさん。この中だと一番ロボットらしく終わってるロボットだと思う。人とロボットの根本的な違いを象徴する上のセリフは印象的。山本弘「アイの物語」、面白いので読みましょう。


テツノコウベ(ポケットモンスタースカーレット/バイオレット)

テツノコウベ | ポケモンカードゲーム公式ホームページ

 冷静に考えてほしいんですけど、TwitterのIDやブログ名に使うレベルでずっと好きなキャラが最新作の最終盤で急にロボット化して出てきたときの僕の気持ちってどんな感じだと思います?
 ちなみに@alphsoru993の993はテツノコウベの図鑑番号です。


 台詞はぱっと浮かんだやつ選んだつもりだけどみんな不穏ですね…他にもジュレ(ぷにる)とか智子(三体)とかコイオスくん(タイタン)とかすきです。


ほんとうにおしまい

【雑記】今年履修して面白かった作品まとめ(令和6年)


サムネ用
これLINEスタンプなんですけど用途が限定的すぎませんか

はじめに

 今年もこの季節がやってまいりました。というわけで今年の総まとめ的なオタク記事です。

 取り上げる作品の数こそ去年より少ないですが、去年より分母が大きいのもあってかなりの精鋭が集まってきてます。その分書きたいことが多すぎて作品ひとつの分量が原稿用紙1枚半程度、それが10作品分で大体原稿用紙15枚分程度の量になっちゃいました。大体「羅生門」と同じですね。

 まぁ〜大体の人がさら〜っと読んで終わりだと思うんでそこまで重く受け止めなくても大丈夫ですけど、文章上手なわけでもないし読みにくかったらごめんね的なやつです。

 じゃ、前置きはよしとして次から本編です。

ほんへ

正解するカド

 野﨑まどが脚本を手掛けたオリジナルSFアニメ。クラークの「幼年期の終り」をリスペクトしたかのような設定…なのは間違ってないが、後半からは「ジャンル:野﨑まど」としか言いようがない展開と化す。しかも尺の関係かかなりの超展開。

 正直あのオチは酷評されても仕方ないし、商業的には”失敗”に終わった作品だったと思う。ただ、結局この作品が何をやりたかったのかを考えた上で振り返ると、オリジナルアニメとしてこれを世に出す制作側の”思想の強さ”や、視聴者までも巻き込む”計算し尽くされた非合理的展開”はこの世に存在するどんなアニメでも味わえないものだったと感じる。

 恐らく野﨑まどという作家への理解をある程度必要とする作品であり、これを見るなら事前に同作者の「know」や「タイタン」、後述する6部作のいずれかを履修しておくことを強く推奨する。また、厳密には野﨑まど作品ではないがスピンアウトの「正解するマド」を読むとより理解を深められると思う。これもこれで唯一無二の凄まじい小説なので是非。

 下手にネタバレできないけどこの精鋭を集めた記事で初手に置いてるって時点でそれがどれだけの衝撃だったか伝わってほしい。今後好きなアニメは?って聞かれたら「四畳半神話大系」「恋愛フロップス」と並べて本作を挙げることになると思う。

小市民シリーズ

 米澤穂信による青春ミステリーシリーズ。「氷菓」とは同作者であるのに加え今年アニメ化もしたので知ってる人も多いかなーと。ただしあちらが光属性ならこちらは闇属性。誰が言ったか「千反田えるは”性格がいい”、小佐内ゆきは”いい性格してる”」。

 過去に自身の性格が原因で痛い目を見たのをきっかけに、清く平穏な「小市民」を目指す小鳩常悟朗と小佐内ゆきの日々が描かれる本シリーズ。様々な青春小説が特別になれない自分への葛藤を描く(そしてバンド等に手を出す)中で、逆に一般人になろうとする姿は少し異質であり、本シリーズの面白いところだと思う。この辺り二人が抱える”普通じゃないところ”が普通の高校生との対比により明確になる「秋期限定栗きんとん事件」を読むと、これまで読んでた日常の謎を通した描写の解像度がグッと上がって一気に面白くなってくる。何が原因とは言わないけど小鳩くんに仲丸さんがブチギレるシーンすき。好きの反対は無関心ってね…

 履修するならどちらかというとアニメよりは原作のほうがおすすめ。アニメから入ると小鳩くんのモノローグがない+過去が序盤ではなく最終話に置かれている影響で少しわかりにくくなってると思う。逆に言えばアニメと原作で視点がかなり違うので、原作読んで気に入ったらアニメも観てみると面白いはず。

 本筋の話は「冬期限定ボンボンショコラ事件」にて完結しており、「小市民」を目指す二人の高校生の物語はひとまずの終わりを迎えている。この「冬期限定〜」で描かれる紆余曲折あったうえでの物語の着地がめちゃめちゃ良い。これはもう読んでくれとしか言えないのがもどかしい…

三体


 あのバラク・オバマも絶賛した劉慈欣(りゅう じきん)のSF小説。第一部主人公の片割れが「人類滅んじゃえ!w」ってなったとこから宇宙の終わりまで描かれるトンデモスケール作品。特に第三部「死神永生」はスケールデカくしすぎてコメディに片足突っ込んでるまである。

 近年のハードSFの金字塔みたいな顔して売られてるが実はかなりエンタメを意識した描写が多く、綺麗すぎるフラグ回収や敵対勢力同士が第三勢力の登場で協力し合ったりなど漫画やアニメをリスペクトしたような王道の展開も多い。また、物理学や天文学に対する造詣が浅くとも話の軸を理解しやすいような構造になっているのもおすすめできるポイント。全てが終わったときの読み切った感、セカイ系のようななんとも言えぬ読後感は間違いなく読んで良かったと言えるものだった。

 一巻ずつ別紙の登場人物表が付属+見開きごとに中国名にふりがなが振ってある、翻訳もの特有の読みにくさや違和感も極力排除されているなど、話の流れ以外の部分でも徹底して日本人読者が読みやすくするように配慮されている。見た目よりずっとハードルの低い作品なので、あまりこういった作品に慣れていない人でも本屋で見かけて気になったのなら是非挑戦してみてほしい一作。

野﨑まど6部作+小説

 「正解するカド」でも名前が出てきた野﨑まどの作品たち。どんな作品か?って言われたらどれも「ジャンル:野﨑まど」としか言いようがないので説明が難しい。読む前と後で見える世界がちょっと変わるとか色々言えるけど、本当に特徴が分かりやすい作家なので説明するより読んでもらう方が早いまである。

 読む順番としては6部作は「2」を最後に、「パーフェクトフレンド」をその前に読めばあとはどの順番でも問題ないと思われる。とにかくこの「2」がすごい。すごくすごい。下手にネタバレできないのでこれしか言えない。

 「小説」は6部作と直接的なつながりはないのでこれ単体で読んでも全く問題はないが、作家への理解という観点から個人的には6部作を読んだ後に読むべき作品かなぁと思っている。人によってはむしろ野﨑まど入門用として勧められるって声もあるのでぶっちゃけこのあたりはお好みで。一言で言えば「野﨑まどから読者へ向けたラブレター」。

 いきなり全部に手を出すのもハードル高いので、ひとまず「[映]アムリタ」「舞面真面とお面の女」「死なない生徒殺人事件」「小説家の作り方」のいずれかを読んでみるのがおすすめ。メディアワークス文庫の作品なので、サクッと読めて手軽に「野﨑まど」を味わうことができると思う。

プロジェクトぴあの


 今は亡き山本弘による秋葉原を中心としたハードSF小説初音ミクからロボット、国際情勢に宇宙と要素が混沌としている様はまさに”秋葉原のような”作品といったところ。なんといっても結城ぴあの(上巻表紙の子)のキャラクターの濃さが特徴的で、冒頭に「結城ぴあのの神話」という言葉があるが、終始あらゆる登場人物、そして読者を振り回した上でのあの結末を見せつけられると一切の反論の余地なくその通りとしか言えない。

 ハードSFなので当然物理学や天文学に関する高度(多分)な話も出てくるが、こちらも「三体」と同じく理解できずとも本筋にはほとんど影響してこない。むしろ読者が理解できないことこそがこの作品が「結城ぴあのの神話」であることをより引き立てているとまで言える。

 一方でハードSF要素らしらぬ俗な要素も多く「アイドルマスター」や「東方Project」といった古のニコニコを通ってきた人間には馴染み深いワードが出てくる他、上巻ではボカロPを筆頭としたネットのクリエイターが重要な役割を担ってくる。こういった側面からハードSFでありながらライトノベルのような読みやすさも兼ね備えており、やや癖は強いもののあまりSFに馴染みがない人にも勧められる作品になっていると感じる。また、最後まで読むとわかるがある初音ミクオリジナル曲をモチーフとしたボカロ小説でもある。

 なお、本作の語り手を担う貴尾根すばる(下巻表紙の子)が結城ぴあのに出会うことで始まる物語…と、形式的にはボーイミーツガールなのだが、読み終わった身としてはそういう期待を持って読むのはやめたほうがいいんじゃないかなぁと思う。何度でも言うけど本作は「結城ぴあのの神話」であり、それ以上でもそれ以下でもないんですよね。

僕はライトノベルの主人公

 タイトルから分かる通りメタフィクションものであり、主人公は主人公、ヒロインはヒロインであることを自覚した状態で物語が進んでいく作品。普段単体で完結しなさそうなラノベはほとんど手に取らないが、こういう設定が大好物なので衝動買いしてしまったら大当たりだった。

 これまた癖と思想の強い作品で、かなり人を選ぶだろうし最初から最後までずっと面白いかと言われるとそうでもない。しかし、最後まで読むことで示されるライトノベルらしからぬ骨太の創作論は、文章をかじったことのある人間なら間違いなく刺さると思う。説得力が強すぎる。

 正直なところライトノベルというとキャラの描写に尺を割きすぎて中身が無難な話で終わってるものが少なくないが、ラノベのライトさを保ちつつもストーリーでもセンス・オブ・ワンダー的な”面白い話”を魅せてきたという点でもう滅茶苦茶ポイント高い。作品全体で見たときの思想の一貫性、メタフィクションらしい大胆なギミックと、このタイトルを見て「おっ」ってなった人間の期待に綺麗に答えてくれる作品だと思う。

 ちなみに作者が一番好きな小説は「森見登美彦の『四畳半神話大系』」らしい。うーん、この納得感。

シャーロック・ホームズの凱旋


 その森見登美彦によるファンタジー小説。「シャーロック・ホームズ」の名前を使っている通りミステリー…に見えるが、それっぽい場面はあるものの普通に違う。「森見登美彦が書いたホームズ」ではなくあくまで「ホームズの設定を用いた森見登美彦作品」なので、シャーロキアンにおすすめできるかはちょっと怪しい。

 そんな本作だが、まずホームズなのに「ヴィクトリア朝京都」というツッコミどころしかない舞台設定が特徴的。「京都警察庁(読み:スコットランドヤード)」などのトンチキがさも当たり前のようにお出しされ、ここに更に「四畳半神話大系」などでおなじみ腐れ大学生属性も加わることで、ホームズでありながらザ・森見作品としか言いようがない和洋入り乱れた奇妙な読書体験を味わえる。

 一方で後半からは「熱帯」や「ペンギン・ハイウェイ」で見られたようなファンタジー色の強い作品になってくる。先程のトンチキ設定も「森見登美彦の手癖」の一言では片付けられない意味を持ち、この世界は何なのかといったようなメタ要素も加わってグイグイ読者を惹きつけてくる。

 総じてシャーロック・ホームズという一般人にも馴染み深いキャラを使いつつも、森見登美彦らしさがこれでもかと練り込まれた一冊といったところ。そういう意味では森見登美彦初心者向けの本とも言えるかも?

フラッガーの方程式

 浅倉秋成による深夜アニメ風青春小説…でいいのかな?著者は自分はこの作品で知ったけど最近だと「六人の嘘つきな大学生」の人って言った方が伝わるかも。

 「フラッガーシステム」という現実を深夜アニメ風に改変する発明のテスターに主人公が選ばれた…という話であり、本作ではそういった作品でテンプレとして扱われているような展開が脈略もなく次々と巻き起こる。ある意味メタフィクションものに近い楽しみ方ができる作品で、自分の望む方向へ動かそうと努力する主人公に容赦なく襲い掛かる滅茶苦茶な展開は本作の面白いポイントのひとつ。また、ちょくちょく挟まれる開発側の村田さんによる深夜アニメ評論も見逃せない。作者がアニメに青春を捧げただけあってこの解像度が妙に高く、要所要所でオタクをくすっと笑わせてくる。

 美少女アニメのテンプレ展開の連続といった面で一昨年の似たような記事で紹介した「恋愛フロップス」と近い性質を持つが、あちらが深夜アニメ特有の非現実性を伏線として使うなら、こちらは非現実性を自覚した上で振り切って「滅茶苦茶」やってる作品といったところ。そしてその「滅茶苦茶」は序盤の宣言通りに伏線として回収され、”The End”へ向けてのピースが揃っていく。これが何と言っても気持ちいい。あれも伏線、これも伏線。

 総じて場面場面だけ切り取れば飽きられたようなテンプレ展開の積み重ねであるものの、ここに「フラッガーシステム」という舞台装置が加わることでテンプレじゃない”新しい何か”を味わうことができる本作。深夜アニメにちょっとでも触れたことあるなら是非。

トラペジウム

 乃木坂46一期生・高山一実の長編小説を原作とした映画。や、確かに原作者が有名人だからそこを推したい気持ちは分かるんだけど、その公報はこの作品が刺さるオタクに対しては逆効果なのがもどかしい…というのは置いておいて、普通の(?)高校生たちがアイドルを目指す系の作品。

 Twitterでも話題になった通り東ゆうの夢への執着と狂気が見どころの作品…ではあるが、個人的に刺さったのはむしろ東以外の三人。本作は東以外の三人がそこまでアイドルに執着しておらず、夢を追う尊さ以上にその負の側面が強調されるという、芸能・クリエイターものには中々無いかなりシビアなスタンスが描かれる。そのうえで、じゃあいざこれ以上続けるのが無理ってなった時にこれまでの過程は無駄だったのか?となり…

 まぁあんまり話過ぎると単なるネタバレになっちゃうんですけど、この辺「四畳半神話大系」に通じるものがあると思う。同作品から大きな影響を受けた身としては「こういう作品が見たかった」って感じなんですよね。夢を追うことを無条件に肯定する作品が多い中、その無責任さや何かを諦めることに目を向けた作品ももっとあっていいんじゃないかと思うわけです。

ぷにるはかわいいスライム

 カレ…プニルチャンカワイイ!!

 とにかくぷにるがかわいいアニメ。そして本記事唯一のコメディ全振り作品。ウマ娘カレンチャン役でお馴染み篠原侑のウザかわいい演技は言わずもがな、お店のカフェラテに潜り込む、床下の換気口を当たり前のように通過する、急に液体と化してコタローをずぶ濡れにするといったスライムだからこその変幻自在っぷりが見ていてとても楽しい。この辺りアニメとして動くからこそ新たに生まれた魅力も大きいと思う。

 OPの「ぎゅむ!」もぷにるらしい無邪気さやコロコロっぽさを保ったラブコメといった要素がよく出ててめっちゃいい。「やっぱ人間ってわかんない ぷにぷにかんぷん」「世界一で宇宙一はボクだけだから This is KAWAII!!」すき。今年新しく知った中だと2番目に多く聴いている曲らしい。

 変身バンクの長さだけは明確な不満点。個人的にはほぼ毎回1分半程度の同じ映像を見せられるのは飛ばせない(演出が変わってるかもしれないので)CMのようで割と苦痛だった。回りくどい変身プロセスや丸々カットされてた回の存在もありどうしても尺調整感が拭えない。逆に言えばそれ以外は非常に満足感の高いアニメだった。

おわりに


特別意識したわけじゃないけどめっちゃ名前出てきた

 ここまで読んでくださりありがとうございました!。

 人に勧めるのであればショート動画みたく「短くて心をつかめる」文章が理想的なのですが、僕がときどき呟いている感想同様あくまで自分用の日記のようなものであり、おまけで誰か反応してくれればな〜程度に考えてるのでなんか長くなっちゃいました。

 とはいえこの記事を切欠に誰かがこれらの作品に触れてくれれば、それはそれでちょっと嬉しいなとも思います。あるいは似たような記事書いてもらえると、常に面白い作品を探している身としてはとってもありがたかったりします。

今回はこの辺で。また来年のこの時期にお会いしましょう。

【雑記】独断と偏見によるポケダン空 最強ポケモンの考察


令和だぞ

はじめに

どうも、あるふそーるです。最近妙にポケダン空にハマってたのでそのまとめとして一本記事を書くことにしました。

「うんめいのとう」のやりこみが有名なゲームですけど、一方でレベルがリセットされない「ゼロのしま ちゅうおうぶ」路線で考察してる人あんまりいないな〜ってことでちょっと考えてました。よければ見ていってください。

大前提

「最強」の定義だが、中心となる考えは「使っていて気持ちがいいか」、言い換えれば「どれだけ不快な要素を排除して冒険できるか」となる。具体的には大きく以下の三点。

・攻撃性能
倒したいと思った相手を迅速かつ確実に処理できるか。多くの技が命中不安を抱える関係上、賢さ「しゅうちゅう」や必中技の評価は高めになる。


・探索性能
逃げからの即降り、敵を倒しながらの探索など柔軟に対応できるか。逃げしかできないのは使っていて気持ちが良くない(このあたり独断と偏見が強く出る)
また、PP切れによるジリ貧に陥りにくいポケモン=持ち込むピーピーマックス及びふっかつのタネが少ない=持ち帰れるアイテムが多いという考えから、ここも評価につながる。


・妨害体制
 罠や相手のデバフ等に対してどこまで対応できるか。特に「おんねんスイッチ」を対策しないのは論外なので、持ち物以外で対策できないポケモンはぱっちりメガネ固定になる。
 デバフに関しては、「くろいきり」や積み技を搭載できれば理想だが、後述の通り基本的に通過移動を前提としている(=逃げの手を打てる)ので正直なくてもそこまで問題はない。

その他前提条件

・攻略対象はレベル1条件のないダンジョンすべて。基本的には最高難易度である「ゼロのしま ちゅうおうぶ」を基準とするが、経験値稼ぎやアイテム収集での使い勝手も考慮する。

・ステータスと賢さはカンストを前提とする。一応全員それなりのステータスに仕上げて使ったものの、カンストまではしてないのでご了承を。

・移動タイプ「通過」ではないポケモンは基本的につうかスカーフの持参を必須とする。空腹状態のデメリットは「ねむる」などで踏み倒せるので考慮しない。

・「使っていて気持ちがいいか」という考え方から、所持アイテムの付け替えが不要、登録している技を繰り出すだけでよいなどの「脳死で使える」性能も評価につながる。

Sランク〜ゲーム壊れちゃった

 正規の要素しか使ってないのに改造としか思えないような動きをするポケモンたちであり、言ってしまえば「無法地帯」。断言するがポケダン空の最強ポケモンは間違いなくこの三匹である。

ヌケニン


道具候補
必須…なし
選択…みとおしメガネなど

技候補
必須…きゅうけつ、ぎんいろのかぜ
選択…シャドーボールギガドレイン、かげうち、ねむる、みがわりなど

簡易解説
 通過移動、賢さタイプD、一致全体技と強い要素が一通りそろっており、育ちきれば隙らしい隙もないポケモン。特性「ふしぎなまもり」が特徴的ではあるが、本記事の条件を前提とするならおまけ程度のもの。一撃必殺が効かないくらい?

 後述する常時倍速&二回攻撃のレックウザやPP無限のペリッパーニドキングのように尖った強みこそないものの、それらが強みで強引に補っているような弱みもなく、道具なしで性能が完結している(=みとおしメガネ等で自由に+αできる)というのが非常に大きなポイント。

 強いて言えばPP切れ対策が少し甘いが、「てがはやい」のおかげで通常攻撃が強い他、一致「きゅうけつ」で殴りながら体力管理できるので、他のポケモンが「ねむる」に割いている枠に攻撃技を入れられることから、気にならないとまではいかずとも誤魔化しは効くだろう。

 ちなみにドーピングアイテム収集の手段として「ゼロのしま ほくぶ」の周回が有名だが、自分はこのヌケニンカクレオン(専用道具でお店の出現率を上げる+マッピング要因)をお供につけて周回していた。巷ではベロリンガが最適という声もあるが、いちいち「みとおしメガネ」と「つうかスカーフ」を付け替える煩わしさがないので自分はこっちのほうが好みだった。というかどうせ事故対策で「ふっかつのタネ」数個持ち込むんだから、「ほろびのうた」や混乱・メロメロ対策の為だけにわざわざベロリンガ育てるより最初からカンストしてるカクレオン使う方が総合的に見て効率いいと思う

レックウザ


道具候補
必須…つうかスカーフ、スカイジェム(晴れ時倍速)、てんくうのベール(晴れ時二回攻撃)
選択…ドラゴンジェム(晴れ時状態異常無効)

技候補
必須…ふぶき、かえんほうしゃ、ねむる
選択…エナジーボール、たつまき、りゅうのまい、みがわりなど

 何といっても専用道具と特性による常時倍速+二回攻撃が強力なポケモン。本来であれば使い勝手のいい一致直線技や部屋技を覚えないという明確な欠点を持つところを、二回攻撃により火力を強引に補うことで解決できてしまう。

 賢さタイプDなので「カンがいい」でさっさと階段方向へ逃げてもよし、「てがはやい」の四連攻撃や「しゅうちゅう」で命中補強された攻撃で正面から叩き潰してもよし、「しりょくじまん」と「ドラゴンジェム」で罠や状態異常対策もばっちり…と、伝説のポケモンらしい性能の高さ。「りゅうのまい」があれば最低限の攻撃デバフ対策もできる。

 しいて言えばヌケニン以上にPPに不安が残るか。大体のポケモンは四連通常攻撃で何もできず沈むが、「いあつかん」持ちを確実に仕留めるためには技を使う必要があるので注意が必要。

ペリッパー


道具候補
必須…つうかスカーフ、キャモメのリボン(ダメージ時PP回復)、スカイジェム
選択…たくわえスカーフ(電気技吸収)

技候補
必須…ハイドロポンプ、ふぶき、ねむる
候補…こうそくいどう、みがわり、でんげきは

 賢さタイプDにスカイジェム対象の飛行タイプ、タイプ一致ではないものの全体技持ちとそのままでも優秀だが、何といっても専用道具「キャモメのリボン」と「つうかスカーフ」による空腹を組み合わせることでPPに一切困らないのが強み。

 「しゅうちゅう」によりPP∞命中安定となった「ハイドロポンプ」や「ふぶき」を振り回しながら進めるのは「使っていて気持ちいいか」という本記事の考え方にマッチする。ほかのポケモンが通常攻撃を使うような感覚で「ハイドロポンプ」を使える、と聞けばなんとなく想像がつくであろうか。命中安定のドロポンってテツノツツミがめっちゃ欲しがりそう。

 唯一惜しいのが使える部屋技が「ふぶき」のみであるという点。とはいえこちらもPPと命中を気にせずぶっぱできるうえ、「こうそくいどう」などで誤魔化す手段も多いので許容範囲だろうか。PP無限かつ技威力でゴリ押しできるので、補助技をいれるスペースが存在するのもグッド。

 ヌケニンレックウザがそうであるように賢さタイプDは優秀なポケモンが多いが、この2匹にペリッパーを加えた3匹が明確な強みを持ち頭一つ抜けていると判断し、Sランクとした。

Aランク〜さよならの刹那まですこやかな旅を


Sランクのポケモンたちは弱点がない、あるいは自身が持つ強みによってその弱点をカバーしていたが、それらと比較すると少し冒険でつまずく箇所があるかもしれない。しかし、Sランクにはない独自の強みを持つポケモンばかりで、三強を育てれば満足とは言わせない面白さがある。

アメモース


道具候補
必須…つうかスカーフ、スカイジェム
選択…いわばらいリボン(岩技吸収)

技候補
必須…ぎんいろのかぜ、ねむる
選択…くろいきりこうそくいどうギガドレイン、あやしいかぜなど

 賢さタイプDに一致「ぎんいろのかぜ」を併せ持つというヌケニンに近いポケモン。「きゅうけつ」ほど使い勝手はよくないが、「ギガドレイン」による殴りながらの体力管理も可能。

 ヌケニンと比べると素での通過移動を失った代わりに「こうそくいどう」や「くろいきり」といった便利な補助技を持つのがポイント。特に「くろいきり」は敵ポケモンにステータス差を覆す隙を与えず、非常に安定した冒険を期待できる。また、スカイジェムによる倍速もヌケニンにはない強み。

 ドーピングと通過移動を前提とした本記事においてはどうしてもヌケニンの存在を意識せざるを得ないが、強みを考えるとその性能は互換関係にある。ただし、回復を不一致の「ギガドレイン」一本に頼るのは少し心細く、「ねむる」に加え補助技までいれるとPPに頭を抱えることになる。逆に他と同じく3ウェポン+「ねむる」という構成ではレックウザがライバルとして立ちはだかる。極めてSランクに近い性能を持つが、そういった点で三強との差があると感じたのでAランクとした。

ニドキング


道具候補
必須…つうかスカーフ、とげつきスカーフ(ダメージ時PP回復)
選択…ぱっちりメガネ

技候補
必須…だいちのちから、ふぶき、ねむる
選択…みがわり、ヘドロばくだんetc

 ペリッパー同様専用道具「とげつきスカーフ」と「つうかスカーフ」による空腹によりPPに困らないポケモンペリッパーが賢さタイプDで罠対策ができているのに対し、こちらは賢さタイプCで罠対策を捨てた代わりに一致全体技による非常に高い殲滅力を持つ。

 相手が近接してようが離れてようが一体だろうが複数だろうが気にせず一致命中安定の「だいちのちから」を連打できる気持ちよさはペリッパーのそれ以上だろう。また、罠対策を捨てたとはいえ、PP系の罠はすぐに回復してしまうのであまり気にならない。普段は頭を抱える「わざへりスイッチ」や「おんねんスイッチ」がほぼノーダメージというのもやはり使っていて気持ちがいい。

 他の罠に対し無防備なポケモンと比べると圧倒的に罠に強いポケモンではあるが、一方でPP系以外の罠の効果はそのまま受けてしまうのは明確な弱点。これが賢さタイプCじゃなくてDだったら問答無用でSランクだったんだけどなぁ…

 「だいちのちから」と「ふぶき」を連結するとより高い殲滅力を発揮できるほか、味方の経験値稼ぎでも力を発揮する。ただし、この場合「わざへりスイッチ」による連結解除が怖いので、「ぱっちりメガネ」を装備するかできるだけ部屋を歩かないといった工夫が必要になってくる。なお、怨念状態によるPP減少ではなぜか連結解除されない。

フワライド


道具候補
必須…スカイジェム
選択…つうかスカーフ

必須技…あやしいかぜ
選択技…ぎんいろのかぜ、おどろかす、かぜおこし、ちいさくなる、くろいきりシャドーボールetc

 うんめいのとう攻略でおなじみのポケモン。特性「かるわざ」による連続攻撃と、一致「あやしいかぜ」による殲滅力が強力なのは言うまでもないだろう。賢さタイプGはDと違い「しゅうちゅう」を持たないが、二回連続攻撃によりその不安定さをカバーできている。

 ただし、持ち物込みで考えるとレックウザという非常に大きなライバルが存在する。特性「かるわざ」は持ち物を持たないことが前提となるが、そうなると「つうかスカーフ」を持てず、探索の自由度が大きく下がってしまう。差別化要素としては「くろいきり」によるデバフ耐性や「ちいさくなる」による居座り性能だろうか。

 もちろんリーダーとしても優秀だが、Dタイプに足りない「くうかんはあく」を持っているのもあって、どちらかというと仲間として連れていきたい性能をしている。

パルキア


道具候補
必須…ぱっちりメガネ、エアーブレード(ダメージ1.5倍)
選択…きついハラマキ

技候補
必須…あくうせつだん
選択…みずのはどう、りゅうのいぶき、だいちのちから、ねむるなど


 固有の賢さタイプJに属する伝説のポケモン。罠対策やPP切れという弱点はあるものの強力な賢さが揃っており、専用技や専用道具も非常に優秀と当時現行世代の伝説のポケモンらしい優遇っぷり。

 専用技「あくうせつだん」は「しゅうちゅう」「エアーブレード」と合わさることで凶悪な部屋技と化す。ニドキングのように連打できるわけではないが、超火力で命中安定、かつほぼ無効化されないのは部屋技として理想的と言える。「たげい」でPPが最低限確保されているのもうれしいポイント。

 「くうかんはあく」「カンがいい」「あくういどう」が組み合わさることによる即降り適正の高さも見逃せない。「つうかスカーフ」無しで通過移動に近いショートカットが可能なため、無理なく「ぱっちりメガネ」を持たせて罠対策ができる。

 PP切れに弱いのだけは明確な弱点。Sランクのレックウザヌケニンはこの辺りを「てがはやい」で誤魔化せるが、これだけはどうしようもないため相方にクレセリアを添え「みかづきのまい」で回復してもらうなどの対策が必要。

 なお、本記事は賢さ・ステータスカンストを前提としているためAランクに置いたが、普通に「ゼロのしま ちゅうおうぶ」をクリアしたいならパルキアを強化して使うのが一番手っ取り早いはず。

カイリュー


道具候補
必須…つうかスカーフ、スカイジェム
選択…まぼろしのマント(氷技吸収)、ドラゴンジェム

必須…りゅうのいぶき、ねむる
選択…りゅうせいぐん、ふぶき、つばめがえし、くろいきり、高速移動など

 親の顔より見たポケモンレックウザと同タイプであり、性能的にも近いものを持つ。賢さタイプDかつ飛行タイプはこれで4体目。言うまでもなくスカイジェム対応かつ罠対策もバッチリ。

 最大の売りは特性の「せいしんりょく」。これは「いあつかん」の怯みも対策できるため「てがはやい」による連続通常攻撃の強みを最大限活かすことができる。PPの節約にもつながるため、タイプDがぶつかりがちなPP切れ問題に対しては比較的楽に対処できるだろう。

 また、アメモース同様「くろいきり」「こうそくいどう」を持つのも見逃せない。先述の通り通常攻撃をガンガン使っていけるので、技スペース的にもそこまで無理なくいれることができる。

 使いやすい部屋技が「ふぶき」しかないのは明確な弱み。レックウザペリッパーは専用道具などによりその弱みをカバーできているが、不一致による火力不足と少ないPPの両方をダイレクトに抱えているのは少し気になる。1体目に命中した段階でCを下げてしまうものの「くろいきり」で立て直しが効くので「りゅうせいぐん」に頼るのもアリかもしれない。

ダークライ


道具候補
必須…ぱっちりメガネ
選択…とくになし

技候補
必須…だましうち、あやしいかぜ、ねむる
選択…あくのはどうでんこうせっかくろいきり、ふぶきなど

 ヌケニンに続いて二匹目の通過移動ポケモンであり、これと「じかんだんそう」の常時倍速が組み合わさることによる素での自由度が最大の売り。罠に対して無防備なので持ち物は必然的に「ぱっちりメガネ」になってくるが、それ以外は特に必須と言えるようなアイテムはない。

 「しゅうちゅう」を持たないものの、メインウェポンとして必中かつPP多めな「だましうち」を持つのは高評価。ただし「いあつかん」の対象である点は少し気になる。また、全体攻撃には「あやしいかぜ」を持つが、こちらは「しゅうちゅう」を持たないという弱点が浮き彫りになってしまう。

 一方で常時倍速や通過、全体攻撃といった要素を実現しつつも「しんこきゅう」によりややPP切れに強いのは、他のポケモンとの差別化ポイント。近い要素を持つのはペリッパーだがこちらは天候に依存するため常時倍速とはいかない。PPが切れても回復するという性質から、仲間としての運用も向いている。

 やや穴は目立つものの、それでも独自の強みを持ちつつ高い性能を実現しているのは本作の真のラスボスらしい優遇っぷりである。


Bランク〜「最強」には程遠いが粒ぞろいのポケモンたち

 面白い性能は持っているがSランクやAランクと比べると少し使いにくさを感じるポケモンたち。簡単な解説に留める。


ロトム…賢さタイプGに通過移動、二種類の一致部屋技と至れり尽くせりだが、「しゅうちゅう」を持たいないことによる外し、及びPPの浪費が痛い。

ディアルガ…「じかんだんそう」と一致部屋技の「ときのほうこう」が強力。ただし移動タイプは通常、罠対策も皆無とリーダーとしては少し使いにくい。

ドーブル…「しゅうちゅう」を持たないが「テクニシャン」が乗る「こなゆき」は高火力と命中安定を両立している。「ロックオン」+「とげキャノン」を筆頭にタイマンなら最強だが継続戦闘や罠対策、壁抜けを要求する本記事の趣旨には合わない。

ジラーチ…フロア移動で全回復する「ねがいのはごろも」により脳死で逃げさせるならピカイチ。ただし技は壊滅的で罠対策も甘い。

フライゴン…穴があるわけではなく無難に使いやすいが、SランクやAランクの賢さタイプDと比べると強みに欠ける。


終わりに

 ここまで読んでくださりありがとうございました!ぶっちゃけここまで突き詰める必要性ってないんですが、「ゼロのしま ちゅうおうぶ」が道具持ち込み3つまでで99階、「どうぐマスター」無効、敵を数体倒さないと階段使えない、途中からドーピングしたポケモン出てくるとかだったらな〜みたいな想像しながら色々遊んでました。

 ポケダン空、素でもメチャクチャ面白い名作ゲームですが、ここ数年で闇のディアルガリザーブ筆頭とする没ポケモン入手方法の開拓、及び捏造パスの解析や救助保存パスの複製により育成が楽になるなど、発売当初とはまた違った遊び方ができるゲームになってます。僕自身まだ気付けてない面白いポケモンがいると思うので、これを期に久々に遊ぶ人が増えたらな〜と思います。

 今回はこんなところで。それでは!


三強揃い踏みで踏破。リーダー前提の評価なのであまり強くはない。

おまけ:技バグ込みで考える

 ここまで読んだ人ならなんとなく察しが付いていそうではあるが、このゲームは覚える技以上に賢さタイプや専用道具、壁抜けの可否が重要である。事実、ドーブルは賢さの観点から無難な型で使うならSランク・Aランクに劣り、「ロックオン」+「ほろびのうた」のような強烈なコンボは燃費が悪い…という点からBランクとしている。

そのため、技バグ込みでも正直そこまでランキング変わらないというのが個人的な結論。もっと言えば

ヌケニン
きゅうけつ、ぎんいろのかぜorさばきのつぶて、かげうち@1(くろいきりこうそくいどう、リフレッシュなど)

レックウザ
りゅうのいかり、さばきのつぶて、じこさいせい@1(同上)

ペリッパー
さばきのつぶて、でんげきは、じこさいせい@1(同上)


のように、Aランクの面子が独自に持っていた強みを三強が奪い独走するような形になる。そしてここまでやったところで劇的に強くなるわけでもないのが少し悲しい。

 そんな感じで考えれば考えるほど三強の異常さが際立つ結果になったな〜と。ただ、何か見逃してるかもなんでいい感じの組み合わせあったら教えてください。


※「さばきのつぶて」はリザーブがレベル100で習得する部屋技。そのポケモンの第一タイプと同じタイプになる。

いま読んでる漫画メモ(24/4/14更新)

メモ書きみたいなものです。
ジャンプラとか入れるとキリがないので単行本買ってるやつだけ

ウマ娘 シンデレラグレイ


説明いる?
ウマ娘知らなくても単純にスポーツ漫画として面白いことで有名なやつ。というか割とキャラ違う。イナリワンに至ってはなんかムキムキになってる。
ウマ娘が主役なように見せかけて、それを取り巻く人間のドラマも面白い。
オグリキャップの経歴を踏まえると多分完結までそんなに遠くないと思う。乗り遅れるなこのビックウェーブに。

無能なナナ


結構前にアニメ化したやつ。パッと見ありがちな能力モノに見せかけて非能力者が能力者コロコロしていく作品…だったけど風向きが変わった。進撃で言えば壁内編だったのがマーレ編になったみたいな感じ。
ポップな見た目からバンバン人が死ぬサスペンスというのが良い。割とそのトリックはきついだろって箇所もあったけど。
これもあとは風呂敷畳む段階に入ってる気がする。

靴のむくまま


モーニングの刺客その1。靴作りにちょっと詳しくなれる作品。読むと靴に限らず身の回りのものにちょっと拘りたくなる。ちょっと拘ったもの身につけて出かけるの楽しいよね。マフラーとか。
こういう話で魅せつつもちょっと何かに詳しくなれる作品をもっと知りたい。何なら同じ作者の「珈琲をしづかに」もかなり気になってる(こちらは完結済)

君のためのカーテンコール


顔が良すぎる(直球)
こういう「目力が強い」、「自分の哲学で生きている」、「人生滅茶苦茶楽しんでそう」…ってキャラクターがドンピシャで思わず買ってしまった漫画。ウマ娘分かる人向けにいうと中身大体テイエムオペラオー
まだまだ序盤だけど「何でも演じられる人間」と「周囲から笑われてる人間」という2つの材料を使った話は中々痺れた。こっから先どういう展開を見せてくれるのかに期待したいところ。
一応百合っぽいところはあるけど個人的(※あるふそーるは百合が苦手寄り)には許容範囲。というか恋愛関係に持っていきたくないから主人公を女二人にした、という風にも見える。

シブヤニアファミリー


絶望先生の久米田先生の作品。一話10ページ未満なのに読んでてものすごく体力を消費する。漫画ってここまで情報詰め込めるものなんだ…
キレッキレのギャグやパロディ(「ヌマ娘」でクソ笑ったの俺だけじゃないはず)が面白い作品だけど絶望先生かくしごとのようなどんでん返しも期待してたり。

街道あるくんです


モーニングの刺客その2。事故物件住みのサラリーマンが江戸時代の幽霊、東海道オタクと一緒に東海道を旅する漫画。この”東海道オタク”こと矢島のはしゃぎっぷりが見ていて楽しい。多分CV中村悠一だと思う(適当)
「靴のむくまま」と同じくちょっとなにかに詳しくなれる系の作品。東京在住なのもあって純粋にへぇ〜って思いながら読んでた。銀座って元々銀貨作ってたからこういう名前になったんだね。
最後には少し不穏な展開を予期させるような描写も有り、そういう物語方面でも期待したい作品。

竜医のルカ


モーニングの刺客その3。医療とファンタジーが組み合わさった作品。
雰囲気はかなりファンタジー寄りな一方で、麻酔以外の医療器具や竜の身体といった設定面は出来るだけファンタジーに頼ってないのが好印象。
感情ベースに動くルカと理屈ベースで動くイェシカの対比が活かされた2巻の話が特に好き。人命優先の原則(=治療対象の優先度が低い)を前提とした命の選択はこのテーマだからこそ出来る話だと思う。

メダリスト


モーニング…ではなくアフタヌーン。アニメ化決定してるしでっかい賞もとってるからこれも説明不要かな?
何より表情の描き方がバツグンに巧い漫画。氷上だけに。元々自分が興味持ったきっかけが一巻の二人の”眼”で、その直感を信じたのは間違いなく正解だったと思う。
実は最新刊辺りまだ読めてないので読み終わったらもうちょっと追記したい。


随時更新予定

【雑記】今年履修して面白かった作品まとめ(令和5年)


サムネ用

今年も終わりますね!!!!!!!!!!!!!
というわけで総まとめ的なやつです。オタク記事です。

並びは適当

面白かった作品

タイタン


仕事とAIをテーマにした実にタイムリーな作品。ただし仕事を奪われかけている、ではなく完全に奪われきった後の世界での話。
個人的にはまずAI社会を「当たり前」としてポジティブに描いてるのが嬉しかった。昨今の急激な発展を恐れるあまりその良さも潰しかねない情勢を見ていると…ってこれはここで語る話じゃないか。
働くAIがうつ病になってしまい(!?)、その原因を探る為に「仕事」とは何かを改めて確かめていく本作。誰もがふわっとした認識で捉えている概念と、理屈で詰めていく”野﨑まどらしさ”の相性の良さをとことん味わえる一冊だと思う。
実はおねショタものだったりする。

新世界より


オタクなら一度は聞いたことがあるであろう超名作SF。分厚い文庫本3冊分の長編だけど驚くほどするするっと読めてしまったのが印象的。
ハッキリ言って上巻前半は致命的につまらない。特に球遊び大会編でも上巻後半からの怒涛の種明かしと待ち受ける運命は、それまでの溜めを余裕でペイ出来る面白さ。SFの顔してるけど”どうしようにもない問題”へどう立ち向かうかという視点では現代社会にも通じるものがある。長さに怯んで読まないのは絶対に勿体ない。
アニメ版もあるけど中盤までの説明不足が目立つので個人的には原作を推奨。ただし公式が解説動画をアップしてるのでそれを見ながらならアリかも?

夏への扉


ここで紹介する必要性すら疑問に思うレベルの超名作SF。それを言い出すと「新世界より」もそうではある。
時間モノのSFだからこその伏線回収はもちろん、数十年前のSFだからこその現代コンテンツにはない世界観も読んでて楽しい。ただ個人的には何より現代のオタクコンテンツとして出しても遜色ないストーリー展開が刺さった。それ往年の名作小説がやってくるの!?って感じの衝撃。
一昔前の翻訳ものなのでちょっと癖はあるし、中盤までの工学SF要素は少し退屈だったけど、それはそれとして読んでよかったと強く感じた一冊。

君といたい、朽ち果てるまで


特級呪物。
中高生辺りをターゲットにしたであろうこういうタイトルと表紙の小説は本屋でもよく見かけるが、それらと同じような感覚で手に取ると心に致命傷を負うことになる。というか中高生が手に取りかねないこのパッケージでGO出した人間かなり性格悪いと思う。まぁボーイミーツガールなのは間違いないのだが…
”面白かった”という以上に”印象に残った”といった方が正しいかもしれない。胸糞悪さ、そして読み終わったときの虚無感は今まで履修してきた作品の中でもダントツのトップ。メイドインアビスを楽しめるレベルの胸糞・グロ耐性を持っているのであれば是非読んでみて欲しい一冊。

ベイビー、グッドモーニング


フォロワーからおすすめされた作品。そういう贔屓とか抜きにめちゃめちゃ良かった一冊。
心温まるとか言われてる作品にありがちな押し付けがましさ・下品さが無く、スッと飲み込めたのが何より印象的だった。
正直良かったのは間違いないのだけど、語れと言われると少し難しさを感じたりもする。語ることに無粋さを感じるってのもある。
同じ作者のサクラダリセットも面白かったし河野裕今後追いかけるかもしれない。SF系以外でひとつ作品を選ぶなら間違いなくこれ。

有頂天家族


や、原作は数年前に読んでるけどアニメ版見たのは今年なので…
日常ありシリアスありラブコメあり家族愛あり派閥争いありのごった煮作品。それでいて森見登美彦特有の変なノリもあるめちゃ楽しい作品。これもうわかんねぇな、おもしろきことはよきことなり。
森見作品らしくやたらと京都の解像度が高いので、ハマったなら京都へ聖地巡礼しにいくことを強く推奨する。

ふらいんぐうぃっち


日常系の刺さり悪いあるふそーる氏が珍しく超面白いと感じた日常系。まぁぼざろもそこそこおもし…ってあれは日常系とはちょっと違うか。
舞台に明確なモチーフがありつつもちょっと不思議な世界観という辺りは有頂天家族に通じるものがある。
単純に出来が良いのはもちろん、女の子かわいいけど萌えアニメかと言われるとちょっと違う程度の落ち着いた雰囲気がとても好き。

OMORI


「君といたい〜」程ではないけどこっちも中々のパッケージ詐欺。ぼくこういう優しい世界に見せかけて中身ハードなやつだいすき!!!!!!!!!!!
3すくみの感情(状態異常とタイプを足して2で割ったようなもの)を使ったバトルシステムはシンプルながら結構楽しいし、BGMも良い。パッケージ詐欺とは言ったが、パッと見の世界観やMOTHERのようなちょっとヘンテコなRPGが好きならプレイして損はないはず。

逆転世界ノ電池少女


オタクにとってアニメ・アイドル・ゲームetcとは何なのか?という問いを軸に進んでくロボットアニメ。Twitter(現X)で「電池少女→恋フロ→16bitってオタクカルチャー再解釈アニメの流れが〜」的なツイートを見かけたのをきっかけに視聴。
状況自体はシリアスだけどオタクカルチャー扱ってるだけにノリはかなり軽めで、ほぼイッキ見に近い感じで観終えてしまった。二期ありそうで無いのが少し残念だけど話は綺麗に纏まってるし、オタクの悪いノリとか大好物なのでかなり満足度高めだった作品。

Vivy -Fluorite Eye’s Song-


フォロワーからおすすめされた作品。SFのオリアニとかいう存在知ってたら絶対見てたタイプのアニメだったので助かった。持つべきものは友だな!!!!!!
AIに与えられた使命とかそういうテーマめちゃめちゃに好きなので無事刺さった。メタルフロート編の話が一番すき。
終わり方が若干賛否分かれそうだな〜と思いつつも、個人的には割と納得できた感じ。欲を言えばもうちょっとハッキリした終わり方してくれれば完璧だった。

16bitセンセーション Another Layer


美少女ゲームの歴史や制作現場を題材とした”美少女ゲームシナリオ風”アニメ。原作があくまで美少女ゲームの歴史や制作現場を「語る」ことに注力してるらしいことを考えると、かなりの魔改造が入ってるしその弊害も少し感じたりする。主に山田冬夜(左上)の扱いとか。
終盤ちょっと不安になったけど無事畳んでくれて安心した。多少の粗はあったけど、美少女オタク少女とPC98オタク少年によるボーイミーツガールとして綺麗に一貫してると思う。
同じ秋の(実質)オリジナルアニメ、美少女ゲームに通じるシナリオ、途中からのSFなど類似点が多かったのもあって、今年一年続いた「恋愛フロップスロス」を一番埋めてくれたのはこの作品だったかもしれない。

惜しかった作品

ポケモンSV ゼロの秘宝


いちごがレプリカだったショートケーキ。これマジ?オーガポン周りの掘り下げに対してテラパゴスのそれが貧弱過ぎるだろ…
ゼイユお姉ちゃんすき。

【推しの子】


一話”は”めっちゃ面白かった。
でも二話以降サスペンス放ったらかして変にラブコメし始めたのが好きじゃない。やりたいことがハッキリしてない作品への評価がキツくなりがち。

これからに期待したい作品

少女Null


雰囲気好きで何となく読み始めた作品。
単行本買った程度には頑張って欲しいと思ってる。

スパイダーマン オクトパスガール


フォロワーに勧められたやつ。MARVEL全く知らなくても楽しめる。
ドクターオクトパスすき。

最後に


これの影を追い続けた一年だった

改めて振り返るとSF率たっけぇなぁと(15作品中7作品)
最近アニメと漫画見る習慣ついたのでこの調子で来年も色々履修したいですね。

おわり

【雑記】個人的おすすめ作品まとめ SF編

はじめに

おはこんハロチャオ〜!何者なんじゃ?あるふそーるです。

 2022年も終わるし今年観たり読んだりプレイしたりした作品を振り返っていたのですが、印象に残った作品を挙げてくといわゆる”未来SF”に該当する作品が多く、これで一本記事かけそうだな〜と思い書きました

 正直「自分にとって2022年はSFの年だった」ことを雑記としてちゃんと記録に残すことを目的とした記事なので、あまり読む側のことを考えた文章になっていないかもしれませんが、よければ見ていってもらえると嬉しいです

作品紹介

ポケットモンスタースカーレット・バイオレット


トップページ | 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト

 説明いる?全人類プレイしていると思うので個人的な感想を適当に…

 AIをテーマにした作品では「人類に歯向かうAI」がよく話の軸として選ばれます。ポケモンSVの「ザ・ホームウェイ」もその一つと言えるでしょうが、この物語に登場するAI…オーリムAI/フトゥーAI(以下博士AI)は「人間(=主人公)に歯向かうAI」である前に「人間(=オリジナルの博士)に決して逆らえないAI」でもあるんですよね。ロボットは人間の指示に逆らえない、というのは今を生きる我々にとっては当たり前の話ですが、それは汎用型AIである博士AIも同じであり、だからタイムマシンを止めようとしても自分一人ではどうしようにもなかった。

 恐ろしさや冷徹さとはまた違うAIだからこその宿命、そして夢への執着が生み出した人間の狂気…未来SFでありながらも、技術そのものではなく技術を使う人間が危険であるという現代に通じる話でもあり、そこに向き合った話作りが成されているところが、ひとつの”SF作品”としてとても気に入っています。

 ゼロラボ外では停止してしまうのにも関わらずタイムマシンに身を投じた博士AI。AIだからこそ自身の死を容易く受け入れられたのかもしれない一方で、最後にAIらしからぬ夢を語って飛び立っていったのはなんとも切ないものです。

恋愛フロップス


オリジナルTVアニメ「恋愛フロップス」公式サイト

www.youtube.com
OPがめちゃめちゃに良いので聴いてほしい

 この中では一番人を選ぶであろう、2022年秋に放送されたオリジナルアニメです。一見本当に令和の作品か?と思ってしまうような下品でベッタベタなハーレムギャグアニメですが、わざわざ「SF編」と銘打ったこの記事で紹介しているということは…?

 詳しく言うとネタバレになりますが、メジャーな作品で例えるなら極限まで下品にした「五等分の花嫁」……に「ケムリクサ」を足して二で割ったアニメといったところ。OPや序盤に伏線が多い、EDに仕掛けがある等の点でも「ケムリクサ」と共通するものがあり、全てを知った後に改めて観てみると、なかなか丁寧に練られた作品であることがわかるかと思います。

 正直一歩足りないアニメなのは推してる側としてもよく分かってるのですが、それでもこのアニメに感情グチャグチャにされて定期的に話題に出してる人間がここにいるので、興味湧いてきたのなら是非とも観てみてほしい一本です。序盤で切りたくなるのも分かりますが(自分もそうだった)、その気持ちを胸に苦笑いしながらでもいいから是非七話までは…!

 ちなみに僕は愛生ちゃん(三つ編み眼鏡の子)にホイホイされてこのアニメ観始めました。ロブロイちゃん!?

四畳半タイムマシンブルース


『四畳半タイムマシンブルース』公式サイト

www.youtube.com

サマータイムマシンブルース」を「四畳半神話大系」の舞台やキャラを用いてアレンジした小説、及び映画です。なんのこっちゃ?って方もいらっしゃると思いますが、両作品を知らずとも十分楽しめる映画なのでそこはご安心を。神話大系すっとばしてこの作品単体で子供向けの文庫本が出てるレベルです。

 やってること自体は「タイムパラドックスを起点とする宇宙消滅の阻止」なのでスケールは紹介している作品の中でも特に大きい…はずなのですが、そんなこと知るか!とばかりに好き勝手する大学生達と、それに振り回される「私」達のしょーもない掛け合いが見ていて非常に楽しい作品です。こいつら本当に京大生か?

 頻繁にタイムスリップが行われる複雑な作品ですが、頭空っぽに純粋なコメディとして楽しんだとしても問題ないのもポイント。物語終盤、ご丁寧に「私」が時系列を解説してくれるので、最終的には一本の筋が通り「なるほど!」となる気持ち良さが誰でも味わえます。

 単品でも楽しめるのは最初に述べたとおりですが、前作「四畳半神話大系」を知っているとニヤリとできるセリフや展開もちらほら。「四畳半神話大系」を見てからこちらをみるのはもちろん、両作品はパラレルの関係なので最初に「四畳半タイムマシンブルース」を見て興味を持ったら「四畳半神話大系」を見てみるのも面白いかもしれません。

なめらかな世界と、その敵

 僕がSFというジャンルに興味を持つ切っ掛けとなった一冊です。計6つの作品からなる短編集ですが、中でも人格や感情の上書き・固定が可能となった世界を描いた「美亜羽へ送る拳銃」、幼馴染が止まった時の世界に閉じ込められた少年を描いた「光より速く、ゆるやかに」の二本がオススメ。個人的な感想になりますが、どちらも100ページそこらの作品であるのにも関わらず、読み終わった時の満足感にとても驚いた作品です。

 6つの作品に共通するのが、未知の技術や超常現象により引き裂かれてもなお繋がる人と人の絆を描いている、というところでしょうか。勿論上記以外の他4作品も面白い…というか僕が百合よりも男女恋愛を好む人間だから上記二作品がブッ刺さったのであって、百合も男女恋愛もいけるって人は僕以上にこの作品を楽しむ資格を持っているのではないかと思います。正直うらやましい。

 短編集という形を取っている以上手に取りやすいですし、とりあえず面白くてサクッと読める作品を読みたい!って人にはぜひともオススメしたい作品です。

星のカービィ ディスカバリー


星のカービィ ディスカバリー | Nintendo Switch | 任天堂

 SF感で言えば機械化されたポップスターを冒険するロボボプラネットも中々のものですが、こちらは”元々人類が住んでいたであろう世界”に直接乗り込むこともあり、カービィらしからぬポストアポカリプス的な世界観にどっぷりと浸ることができます。誰もいなくなったショッピングモール、我々人類のものと似た言語、そして待ち構えるは彼らがこの星を去るきっかけとなった究極生命体…

 無論普通にカービィとして面白いですし、3D化されたことで結構いろんなところを探索できるようになったのが、先述した世界観と合わさって冒険をよりワクワクさせてくれます。近年のカービィに違わずBGMもラスボス戦筆頭に名曲揃いで、HAL研の新たな挑戦でありつつも全体的に高水準でまとまった作品となっています。

アイの歌声を聴かせて


https://ainouta.jp/

www.youtube.com

 先程ポケモンSVを「人間に逆らえないAIの宿命」を描いた作品と言いましたが、この作品は逆に「AIは人間の指示に従う」を徹底的に突き詰めることで、AIは友達!的なSFにありがちな「それ放置したら危ないよね?」という疑問に対し「人間が善意を持って使えば大丈夫」という回答を可能にした作品となっています。詳しく言うとネタバレになっちゃいますが…

 そしてもう一つ。個人的な感想にはなりますがこの作品、上映が終わった後、男女の恋愛と女の子同士の強い友情という一つの作品に詰め込んだらお互いを食い合いそうな要素を、逆にお互いを引き立て合う関係として上手く昇華できていることに強く感動した覚えがあります。男女の恋を掘り下げれば百合がもっとエモくなり、逆に百合を掘り下げると男女の恋がもっとエモくなる…そんな不思議な感覚を味わえるはずです。他にもタイトルの意味やミュージカル風の演出など、様々なところで”良く出来てるなぁ”と言いたくなる作品になっています。

おわりに

 と、いうわけで個人的おすすめ作品まとめ SF編でした。未来SFと言うとまだ見ぬ技術に夢を広げる物語…と言いたいところですが、ぶっちゃけ”まだ見ぬ技術”のせいで全部大変なことになってるので、未来に対する不安も募るばかりであります。まぁそれはそれとしてこれを読んだみなさんが紹介した作品を手にとってそして楽しんでいただければ僕としてはそれ以上に嬉しいことはないです。

 そうそう、これ前回でも前々回でも言いましたが、SFに限らず面白い作品あったらぜひツイッター感想とか呟いてほしいです。〇〇おもしれー!!!!ってフォロワーが言ってるの見るとやっぱり興味出てきちゃうんですよね、影響されやすいオタクなので。お願いします。

 ではまた。同じような記事多分一年後にまた書くと思います。

alphsoru635.hatenablog.com
alphsoru635.hatenablog.com

 よければ過去作もどうぞ。

【雑記】個人的お勧め作品まとめ2


サムネ用画像
伏線とかそういうものではない

はじめに

【雑記】個人的お勧め作品まとめ - 3のニ乗は600族

 2年位前に書いたこれの続編です。紹介する作品は5つとまぁ前回に比べると少ないですが、なんかオタク・文章書きたいな~って思ったので書きました。つたない文章ではありますが見て行ってもらえると嬉しいです。
 実をいうと、本来は昨年末に一年のまとめとして書くつもりが没になってしまった記事なので、4/5は昨年に履修した作品だったりします。

作品紹介

大逆転裁判


大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟- | CAPCOM

 キャラよし、BGMよし、シナリオよしの三拍子揃った作品で、スチームパンク大正ロマン的な雰囲気が好きな方には本当にブッ刺さると思います。特にBGMに関しては一曲一曲の”それっぽさ”や盛り上がる場面の曲もさることながら、ふとサウンドトラックを聴いてて適当に曲を選ぶと、「いつも聴いてる曲もいいけどこの曲も意外と良いな…」ってなりがち。それくらい曲の平均レベルが高いです。個人的なお気に入りは「大いなる帰還」と「復活の検事」(曲名は反転)ですかね。勿論逆転裁判シリーズお馴染みの「追及」も2では前奏曲とセットになって登場。敵を徐々に追い詰め”逆転”に近付いていく臨場感がたまりません。
 シナリオやキャラに関しては下手なこと言うとネタバレになってしまいますが、1話からずっと溜めて溜めて溜めてきた謎が終盤にどんどん紐解かれていく感覚は本当に気持ちいいですし、全部知ったうえで見返して観ると恐ろしい程「そういうことだったのか」と思える部分が多いです。色々言いたいことはありますが、とりあえず「この作品のシャーロック・ホームズはただのトンチキ探偵ではない」とだけ。

東方虹龍洞


東方虹龍洞 〜 Unconnected Marketeers. [上海アリス幻樂団] | DLsite 同人

 有名同人STGですね。ただ本作はSTGでありながらも、アビリティカードの存在により自機の性能が大きく変わってくること、そしてトライ&エラーによって自分にあった自機とカードの組み合わせを見つけていくという面白い特徴を持っています。自分だけの組み合わせを見つけることの面白さはあのポケットモンスターが証明している通りです。
 弾幕STGというとどうしてもハードルが高いイメージがありますが、この虹龍洞に関しては単にノーマルノーコン、及びエクストラをクリアしたいのであれば非常に簡単な部類に入るかと思います。というのもこのゲーム、弾幕を避けるのではなく如何にして弾幕を避けないかという考え方が非常に重要になってくる作品で、ハードやルナティックに手を出さない限りSTGのスキルはあまり重要ではないかと思います。アビリティカードの組み合わせ次第ではほぼ避けずにクリアできてしまいますし、クリア重視の組み合わせもあれば火力全振りでやられる前にやる、耐久全振りでとにかくミスしようが大丈夫…という風に遊びの幅自体も大きく広がっています。
 もちろん太田順也ゲーなだけあってBGMも良曲揃い(ただしここを重視するなら紺珠伝や鬼形獣の方が個人的にはお勧め)ですし、DLsiteでも買えるので購入のハードルも低め。東方は昔二次創作見てたけど原作はやったことないな~って方にお勧めしたい一本です。まぁ僕も東方に関してはにわかですが。

ウマ娘 プリティーダービー(アニメ一期)


TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』公式サイト

 ぱっと見よくあるソシャゲ萌えアニメですが、設定とトレーナーさんの悪癖にさえ目を瞑れば万人受けしそうな程堅実な作りをした王道スポーツアニメです。まだソシャゲへの抵抗が強めだった時の僕が、見終わった頃にはアプリに手を出してしまう程…って言っても流石にわからないか。
 田舎からやってきたスペシャルウィークがチームスピカに入り、肉体的には勿論、己の弱さや甘さを知り精神的にも成長していく…見ていて辛い程の大きな挫折こそないですが、友情・努力・勝利といった王道少年漫画の基本を完璧に抑えており、なおかつ単純にチームスピカの7人+トレーナーさん達の絡みが見ていて非常に楽しい作品になっています。先ほど万人受けしそうと書きましたが、露骨な百合やお色気等人を選ぶシーンはほぼ無いですし、美少女アニメでありながらも本当に良い意味で”深夜アニメらしくないアニメ”なので、萌えアニメはちょっと…って思う人も是非見てもらいたいです。
 ちなみにこれは悪いオタク的な視点なのですが、放送されたのがアプリリリースよりかなり前なこともあって、現在とは性格や口調の違うキャラが結構見られます。特に顕著なのが「だぜ」口調のナイスネイチャでしょうか。あとは一見アプリ版と変わらないように見えるタマモクロスも、大食い大会に参加して大盛ドーナッツを完食、別の場面では大盛の焼きそばを食べながらレースを観戦していたりと、アプリ版のタマモクロス育成シナリオを見た後だと信じられないような食欲を見せています。勿論普通に観ても楽しいアニメですが、もう既に観た、そしてアニメ経由でウマ娘を始めたという人も、こういった違いを見つける楽しみ方ができるので改めて観てみてはいかがでしょうか。


じわじわくる

幻想人形演舞


幻想人形演舞 [FocasLens] | DLsite 同人

 某世界的有名RPG(すっとぼけ)風の東方二次創作ゲームです。予め書いておくとタイプ相性周りでかなり致命的な欠陥を抱えています。具体的には

・本家同様18×18かつほぼオリジナルのタイプ相性
・人形のタイプ設定がこじつけ気味で見た目や設定での判断が難しく、覚えにくい
・同じ見た目の人形に三種類のタイプと種族値が存在する

などなど。実際僕はこのゲームを三周しましたが未だにタイプ相性は殆ど覚えきれていませんし、そもそも攻略の時点で覚えることを放棄していました。ただ、それを除けば十分なボリュームに程ほどの難易度、本家同様の自由度と、高水準に纏まった某世界的有名RPGパロディゲームになっています。何より個性豊かな人形を集めて育てつつ(二次創作とはいえ)自分の足で歩いて幻想郷を旅できるのはこのゲームにしかない魅力です。勿論BGMも”東方のアレンジだけど何となく某世界的RPGっぽい”をコンセプトに作られており、東方なんだけど某世界的RPGをやっているかのような不思議な感覚を味わうことができます。ぶっちゃけ東方知らなくても極一部の謎解きを除きプレイにあまり支障はないと思うので、東方への理解度の有無に関わらず気になった方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか。なお、アニメウマ娘の欄でも似たようなこと書きましたが、このゲームも露骨な百合や二次創作ネタ等の人を選ぶ描写が皆無に等しく、そういうのが苦手な人も安心してプレイできるかと思います。
 そうそう、アペンド版のユメノカケラでは深秘録までのキャラしか実装されていませんが、有志の方がそれ以降のキャラを追加できるパッチを公開しているらしいです。僕はまだ手を付けてませんが…

ポケットモンスターブラック・ホワイト/ブラック2・ホワイト2



『ポケットモンスターブラック・ホワイト』公式サイト
『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』公式サイト

 前回の記事でも紹介しましたしこの記事を見ている人であれば既にプレイしてそうですが、僕が一番好きなゲームなので何度でも紹介します。
 ポケモンBWといえばポケモンがストーリーを重視するようになった最初の作品で、挑戦的な内容であったが故に粗削りな部分も多かった作品でもありますが、その挑戦を活かしつつも粗削りだった部分を舗装して丸く収めたのがポケモンBW2だと僕は思っています。
 半年前にちょっとした資料を作る為に改めて通しでやり直したのですが、BWとBW2で対比になっている部分、そして一貫している部分のメリハリが非常にはっきりとしていて、ちょっとしたNPCのテキストにも考えさせられるような台詞もそこそこあったりと「こんなにもはっきりとしたコンセプトを持って作られた作品だったのか」と驚いた程です。勿論そこまで考えずとも、BW→BW2での様々な変化を見ていくだけでも楽しいですし、ポケットモンスターなので当たり前ですが単純にゲームとしても面白いです。BW2であればポケウッドやPWT、イッシュの難関のようなやり込み要素も豊富、BGMも超が付くほどの名曲ぞろいで、BWで敵の本拠地に乗り込んでからの一連のBGMや、BW2で二年の物語の最後を締めくくるラスボス戦(そして初手に出てくる”あのポケモン”)など、既プレイの方々も印象に残っている曲が多いのではないでしょうか。
 第四世代がリメイクされたこともあり早くもBWのリメイクやレジェンズを期待する声も上がっていますが、本当に面白い作品なのでまだやったこと無い方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか。やれ(豹変)

 …BWで最終的に辿り着いた結論を加味すると続編で白黒はっきりした存在とは言えないキュレムがパッケージを飾ってるの、あまりにも美しいな…。

おわりに

 本当は8つくらい書きたかったんですが、ただでさえ文章力貧弱なのに加えて滅茶苦茶面白かったけど一度しか見ていないが故に理解度が低い作品(映画大好きポンポさん、映画クレしん天カス学園、アイの歌声を聴かせて、惑星のさみだれ等)を書くわけにもいかなかったのでこうなりました。映画って体験としてはこれ以上ない程のものが得られますが、配信等されるまで気軽に見返せないのが難点だな~と思います。
 そうそう、これ前回の記事にも書きましたが、こういう感じのオタク・プレゼンがもっと増えてくれれば皆がもっといい作品に出合えますし、書いた人は承認欲求満たせるしでwinwinだと思うので、これを見た人でこれ紹介したい!!!!って人は是非書いてもらえると嬉しいです。
 記事は以上となります。ここまで読んで下さりありがとうございました!