構築記事のトレーナーカード文化生き返れ生き返れ…
戦績
TN アルフ
瞬間最高11位(4/16)
最終日最高41位(1日午前2時半頃)
最終爆死(500位台)
増田順一氏に誓って故意の切断を一切行っていないことをここに示す。
MSD is GOD.
はじめに
こんにちは、あるふそーるです。S5お疲れさまでした。剣盾環境ではイマイチモチベが沸かなかったのでこれまであまり潜らなかったのですが、せっかく菱形色違いのサザンガルドを入手したので構築を組み潜ってみました。最終結果自体はお世辞にも良いとは言えず更にそこまで変わったところもない構築ですが、並び的にはとても気に入っているので良ければ見ていってください。
構築完成までの経緯
結構迷走したが要点のみ述べる。
サザンガルド(型は不問)が組みたい、ついでに保険ドラパルトも使ってみたかったのでサザンガルドドラパまでは雑に確定。
保険ドラパと来たなら対面構築だろう(安直)ということでガルドは襷、サザンは中速サイクルに強くなりつつも打ち分けが可能な珠に決定。これに合わせ保険ドラパと相性の良いチイラミミッキュ、最低限サイクルを回せるように残飯カビを採用。最後にドラパが出しにくい状態異常を露骨に絡めてきそうな相手に対するポケモンとして、ラムギャラを採用し構築が完成した。
構築名の由来はトレーナーカードの並びを見れば分かる通り。分かるよね…?(不安)
個体紹介
サザンドラ
命の珠 浮遊
臆病CS252 H4
流星群/悪の波動/大文字/悪巧み
顔が三つある緑のドラゴンポケモン、そして相棒枠。アーマーガアやロトムなどの中低速耐久高めのポケモンが多い構築に対して刺す。技構成はメイン二つに加え、比較的重めなアーマーガアやダイマックス込みでドリュウズに強くなれる大文字、4枠目はより強力な崩しを期待できる悪巧みと、皮が剥がれたミミッキュ等フェアリーに刺せるラスカノを切り替えつつ使用したが、最終的には悪巧みを採用した。
珠は耐久面が少し不安定になるもののダイマックス時を含めた火力上昇が魅力的で、悪だくみ無しでも簡易的な崩しになる。基本選出の汎用性が非常に高い為その分選出率は低いが、表選出だと怪しい相手をしっかりと狩ってくれた。ただキッスやピクシー、アシレーヌ等サザンで相手できないフェアリーが現環境に多いのがかなり辛く、正直第七世代以上にサザンドラにとって厳しい環境であると感じた。ヘドロウェーブくれ~~~~
ギルガルド
襷 バトルスイッチ
意地っ張りAS252H4
アイヘ/インファ/影うち/剣舞
特に変哲もない襷物理ギルガルド。技構成も襷物理ギルガルドとして基本的な4つを採用している。初手に出すことは少なく選出する際は裏に控えさせて相手のラスト一体を仕留めることが多い。その関係上ステロ撒いてきそうな相手に対しては選出の優先度は下がる。
一時期はAC振りの両刀襷を使っていたが、対アシレーヌ等速さが欲しい場面がそこそこあったこと、カビナットの処理ルートを少しでも増やしたいことから物理型を採用した。
ギャラドス
ラム 威嚇
意地っ張りH36 A124 B116 D28 S204
滝登り/飛び跳ねる/ウィップ/挑発
HB:ダイマックス時陽気珠ギャラドスのダイジェットが乱数2発(5.9%)
HD:ダイマックス時特化珠トゲキッスのダイジェットが確定三発
S:+1で最速インテレオン抜き
A:あまり
http://alchempoke.hatenadiary.jp/entry/2020/02/25/131502
調整は上記のものを使用。技構成は基本的な二つに加えミトム及びアシレーヌに対して刺せるパワーウィップ、そして絡め手に強くなりかつダイウォールとしても使える挑発をチョイス。後述する保険ドラパが状態異常耐性を持っていないことからカバルドンとカビゴンが共存する構築などに出す。
威嚇込みの耐久+一致ダイジェットのお陰で殴り合いにかなり強く、保険ドラパと同じく初手に出して数的有利を取りに行く他、サザンカビゴンとサイクルを回すことも可能。
ちなみにこの構築におけるミトムの被選出率は非常に高い為交代読みでダイソウゲン打つと案外うまくいくことが多い。絶対にダイジェットorダイストリームを打たなければいけないという場面以外でなら試す価値はあると思う。
ドラパルト
弱点保険 すり抜け
意地っ張りH236 A180 B44 D4 S44
ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/大文字/空を飛ぶ
HB:ダイマックス時陽気ドラパの珠ダイドラグーン(ドラゴンアロー)確定二発
HD:ダイマックス時臆病ドラパの珠ダイドラグーン(流星群)確定二発
S:最速100族抜き
顔が三つある緑のドラゴンポケモン、そして構築の軸。型、調整共に有名過ぎるので今更説明する必要はないと思われる。ただし調整はSを最速100族抜きまで伸ばした。技構成は保険ドラパとして基本的な3つに加え基本選出だと処理が難しくなるアーマーガアやナットレイ、アイアントを意識した大文字を採用した。
一般的な保険ドラパと同様殆どの試合で初手に出してダイマックスさせるが、たまに後ろにおいたり即引っ込めたりしてから中盤から展開していくこともある。また後続のミミッキュ及びギルガルドを安全に通すための役割集中的な使い方をすることも。
ミミッキュ
チイラ 化けの皮
意地っ張り H12 A244 S252
じゃれつく/影打ち/身代わり/道連れ
H:身代わり三回でチイラ発動
こちらが取った数的有利を相手のダイマックスによりひっくり返されないようにする為のポケモン。技構成はメインウェポンのじゃれ影、ターン稼ぎやチイラ発動、その他色々使える身代わり、そして処理が面倒なカビゴン等を強引にもっていける道連れをチョイス。
相手のダイマックスを比較的安定して処理することができるこのミミッキュは、中盤以降の相手のダイマックスに対し無防備になりがちな保険ドラパ展開と相性が非常に良く、この二体を振り回してるだけで勝てた試合も多かった。
カビゴン
残飯 厚い脂肪
腕白H252 B252 S4
ヘビーボンバー/ヒートスタンプ/欠伸/守る
汎用性が高すぎるクッション。技構成は残飯カビゴンとしての基本的な役割を持つ為の欠伸と守る、攻撃技はそれぞれミミッキュやトゲキッスを意識したヘビーボンバー、ドリュウズやナットレイ、ギルガルドを意識したヒートスタンプを採用した。地割れも無くはないが一撃技を使用することに対する抵抗が大きいため無難に殴れる二つとした。
サイクルの潤滑油としての役割を中心に、欠伸で攻めの起点を作る、欠伸守るでダイマックスターンを稼ぐ、そして(構築の関係上滅多にそういう状況にはならないが)自身がダイマックスして詰めていく等その役割は多岐に渡る。ただし欠伸はあるものの隙を作りやすいポケモンであり、特に守るの安易な使用は負けに直結することもあるので注意が必要だった。
選出パターン
ドラパ+ガルドミミカビの中から二体
最も基本的な選出でありドラパで数的有利を取り残りの二体で逃げ切る。七割くらいはこの選出をした。
ドラパ+サザン+ガルドミミカビの中から一体
サザンを組み込んだ選出、主にサイクルを回され逃げ切りが難しそうな中低速サイクルに対してはこの選出で戦う。ただしサザンは相手にキッスやピクシーがいるとかなり動きにくいので判断は慎重に。
ギャラ+サザンガルドミミカビの中から二体
上記二つの選出のドラパをギャラに置き換えた選出。ギャラはラム及び挑発により面倒な戦術に対する耐性があるので刺さっている相手にはドラパでいけそうでもこちらの選出をしたい。
ギャラ+サザン+カビ
ドラパがどうしても通せないようなサイクル構築に対して出す。ギャラの挑発で相手の回復を防ぎつつどうにかして悪巧みサザンを通す。
選出率は
ドラパ>ミミ≧カビガルド>サザンギャラ
ダイマックス率は
ドラパ>>ギャラ>>サザン >>>>カビ>ミミ>>ガルド
基本的にはドラパギャラサザンのみに使うものという認知で良い。
重い構築/ポケモン
要は構築の全員が誰かで止まってしまう構築。勝つには選出段階で一部のポケモンを切ったうえでミミッキュの道連れで強引に処理したり等厳しいプレイングが求められる。
素で抜けているポケモンがいないので上手く展開されるとかなり厳しい。
・カビゴン
勿論このポケモンの対策が出来ていない構築は勝ちあがれないので倒す手段はそれなりに用意してある。が、対策があっても厳しいのがこのポケモンであり特に鈍い型に詰まされて負けた試合は結構多かった。
・アーマーガア
基本選出ではドラパの文字くらいしか打点が無い為かなりきつい。サザンを選出して珠大文字で焼き払うのが一番手っ取り早い。ちなみにドラパのダイバーンで天候を晴れにすれば、カビゴンのヒートスタンプもそれなりの打点になるので頭に入れておきたいところ。
・ラプラス
ラプラス自体は保険ドラパで処理できるが、ラプラスとガエン等ドラパルトに強いポケモンが共存している構築はドラパを出してもうまく暴れさせるのが難しい。
エルフーン入りに対して普段通りに初手でドラパを出してダイマックスさせてしまうと倒れた後にこいつに詰まされる可能性が高くなる。できるだけ中盤以降に展開していきたいところ。
・アッキキッス
無理~~wwwwwwwうんちぶりぶり~wwwwwww
改善点とか
サザンドラ使いとしてあまりこういうことは言いたくないのだが、現環境におけるサザンドラは崩し枠としてかなり怪しいのは周知の事実である。無論崩せないことはないのだがどうしても安定性に欠ける為、そこをどう補強するかがこの構築の課題と言えるだろう。宗教上の理由で私はできないが、サザンを別の崩しに長けたポケモンに変える選択肢も十分あり得る。
完全に机上論ではあるが、改善案としてギャラドスを崩しと対面性能を併せ持つラプラスに変えることで、受けサイクルに対してはサザンとラプラスの二枚で崩していく、というものが挙げられる。一応シーズン終盤に差し掛かるあたりにはこの案は頭に浮かんでいたのだが、いかんせんギャラドスへの信頼度がかなり高かったこと、何より終盤に差し掛かった段階で構築を変えることに抵抗があった為変更に踏み切れなかった。
他にもギルガルドを他の対面性能高めかつアーマーガア等に強めな襷枠に変える等改善の余地は大いにあると感じる。
最後に
中盤、終盤とかなり長い時間二桁で戦えただけあって、最終的にこのような結果になってしまったのは非常に残念でした。ただ、ウルトラファイナル以来の魂を削るポケットモンスターは本当に楽しかったですね。
来期以降はまたしばらくしっかりと潜るつもりはないですが、悔いは残っているのでもしまたやる気が出たのであれば今度こそ100位以内目指して頑張りたいですね。切断バグもあるけど正直ダイマックスというシステムがあまり好きではないってのが大きい。
記事は以上となります。ここまでお読みいただきありがとうございました!